あらすじ
お侍さん、異世界の海を見る!!
傭兵ギルドからの手紙を受け取り、しぶしぶギルド支部へ足を運んだ黒須。彼の戦力を評価したギルドマスターが直々に依頼したのは要人の護衛任務だった。
黒須はパーティーの仲間たちをアンギラに残し、領主の三男レナルドたちと港町ナバルまでの旅程をともにする。
任務を順調に遂行し、護衛仲間とも打ち解けてきたと思われた矢先、あることをきっかけに黒須は同行者たちへ敵意を剥き出しにしてしまう。
「俺を嘗(な)めているのか――?」
その姿に圧倒される騎士たち。そんな状況で動いたのは護衛対象のレナルドだった。貴族でありながら地面に額をつけ、切実に語りだすその内容は……!?
これは、武士道を曲げずに異世界を斬り進むサムライの血気盛んな冒険譚!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
サムライ黒須の楽しい異世界武者修行第二巻
今巻もバーサーカークロスの脳筋っぷりに随所で笑えました
作中語られる武士道と騎士道の違いに納得するも『武士道ってソコマデ!?』と我に返ったりと、シリアスの中にちりばめられたツッコミどころに、ラノベらしさを感じます
西洋風異世界ものを読んでいるのに時代小説を読んでいるような錯覚をおこしたりするのも、楽しい本作
次巻が今から待ち遠しいです!
先生!
黒須さんが前巻よりもイキイキしています。
傭兵ギルドからの呼び出しに行きたくなくて遠回りしちゃったり、実はけっこうお茶目さんかも?
無愛想なせいか誤解されまくりですが、黒須さんは基本的に相手のことを思いやれる人。厳しいことを言いますが、それは相手のことを思えばこそ。だから『先生』なんて呼ばれるようになっちゃうんですよね。
それにしてもどうしてこんなにプツンと切れたような終わり方なのでしょうか。ページをめくったらいきなり終わっててびっくりしました。続巻が待ち遠しいです。
Posted by ブクログ
傭兵ギルドからの指名依頼で、領主の三男を元騎士団長と見習い騎士2名と警護しながら片道2日の護衛任務を請ける。以前、指を数本飛ばした傭兵ギルドからの依頼。来た時は断る気満々だったが騎士に興味のあったクルスは依頼を受ける事にした。そして、護衛をしていたら元騎士団長は武人として非常に好意的な人間だった。見習い騎士も真面目で真摯に自身の至らなさを自覚して努力していたが、、いざ、実戦となったら騎士団長がイップスだと発覚。いつまでもダラダラと作戦を決めない騎士団長にキレたクルスは、単独で襲撃者を斬り殺して去ろうとする