あらすじ
全力で戦うことのできる相手がどこを探しても見当たらず、武者修行中の黒須は退屈していた。『どうか見たことも聞いたこともない難敵と巡り合わせて下さい』と、大して信じてもいない神仏に祈りを捧げるほど──。
そんなサムライは、いつの間にか異世界に迷い込んでいた。黒須は魔物に魔法、ダンジョンなど、未知の存在に心躍らせながら、己の武芸をぶつけていく。
これは、武士道を曲げずに異世界を斬り進むサムライの血気盛んな冒険譚!
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Posted by ブクログ
ガチガチの武闘派脳筋武家三男が異世界行って武士道貫いてて周りにドン引きされてる展開に笑います。
ひたすらに強さを求める武士が、魔物と気付かず話しかけて襲われて逆ギレ殲滅したり、傭兵が揶揄い交じりに武器を持ち出した途端スイッチ入って皆殺しにしようとしたり。
極端な武士道精神と狂犬級の短気さから、仲間からもバーサーカー扱い。
世界が変わった事が分からず、武者修行中の決闘、道場破りと同じ感覚で異世界に相対して行くお侍さんが楽しくて一気読みでした!
黒須目線、仲間目線で同じシーン描写がたまにあるのですが、見ているもの、感じているものの違いも凄まじく、面白いです。
不穏な展開で終わる一巻、続刊が今から待ち遠しいです。