【感想・ネタバレ】納得して死ぬという人間の務めについてのレビュー

あらすじ

「死」というものについて日本人が真正面から対峙せず、避けて通ろうとしてきたことに、私は長い間馴染まないでいたーー。
幼い頃からキリスト教で死を学び、13歳で終戦を迎え、3人の親を自宅で看取ってきた著者が、夫の最期の日をまたいで2年間、対峙し綴ってきた「死ぬ」という務めとそれまでを「生きる」ことについて語り尽くす。
文庫化にあたり、阿川佐和子と内藤啓子による対談を収録。

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Posted by ブクログ

荒野の夕陽に照らされ
大陸横断鉄道を降りた
その若者は、

アメリカ中西部の広大
な平原の中で荘厳なる
落日に向かい、

寂寞とした想いが胸に
去来したのでしょうか。

人の輪郭も人の想いも
なにもかもが滲む夕陽。

やがてその胸に灯った
小さな炎に、

そして体を包む夕陽の
温かさに勇気づけられ、

親に敷かれたレールも
降りて、

ついに自分の足でその
人生を歩みはじめます。

遠い昔の見知らぬ人の
エピソードにうっとり♪

嗚呼、息を呑むような
美しい夕陽を浴びたい
・・・

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2023年12月30日

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