【感想・ネタバレ】司書正 巻一のレビュー

あらすじ

古代、とある王国。次期国王と目されていた青年が突如、謎の死を遂げた。
時を同じくして国の全ての書物を収めた「蔵書樓」が封鎖される。
だが誰も立ち入れないはずの蔵書樓の奥には、ひとり座する者――「司書正」がいた。

宮廷では噂が飛び交い、陰謀が渦巻き始める。青年の死と蔵書樓の関係、そして国家機密「司書正」なるものの驚くべき実態とは?


壮大且つ緻密に練り上げられた世界観。時代と権力に翻弄される人間たち。丸山薫が描き出す書物を巡るSF宮廷劇、ここに開幕!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

また凄いのが出てきた。

舞台は架空の中国、漢代ぐらいまでがモデルだろうか。だが、内容はSFのようでもある。
作者は東洋史学でも修められたのだろうか。言葉の選び方やネーミングセンスが既に伏線のようだ。

この架空の国には「司書正」という奇妙なモノがいる。国の蔵書のすべてを、王の命により誦んじることができるが、それ以外は一切自ら行うことはない。むしろ、諳んじる以外は生ける屍と言って良い。生物としてのあまりの不自然さからか、寿命も「成って」3〜4年、が平均のようだ。

「成って」とあるが、先代が死ぬと天意によって「引き継ぐ」者が出るのである。誰も代わることができず、拒否することもできない。
誰かが世話をしないと生きてゆくこともできない司書正には、占卜によって下の世話まで行う「側女」が選ばれる。側女以外の者に触れられると、司書正の寿命がさらに縮む、というのだ。

そんな側女に、異民族の少女が選ばれたところから物語は始まる。
『十二国記』泰の琅燦まで倫理を突き抜けてシステムだけに興味がある、という少女ではない。しかし、コンテクストが異なる世界から来た異分子であり、人と話すことを禁じられて淋しい子供だ。そして、側女としての教育を施した先代の側女が評したように、一度聞いたことは覚え、再現できてしまう、「聡明な」子である。
美しい司書正の声を聞きたい、司書正のことを知りたい、その一心で、彼女は知らず知らず司書正のハイコンテクストなルールを逸脱する。
一巻では現司書正が何者であるか、蔵書庫になぜごく限られた者しか立ち入れないのかが暴かれるが、システムの謎は静謐にそこに佇んでいる。
異民族がシステムの核に関わり、禁を破ることで、「司書正」のシステムは罅が生じたと思われるが、物語は始まったばかりだ。固唾を飲んで見守りたい。

非常に絵が安定しており、背景や調度なども違和感なく丁寧に描き込まれているので安心して読めると思ったら、ハルタだった。絵に関しても信頼できる。

5
2023年02月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

TwitterでPRで一話だけ読んで面白かったので購入。
ちょうど2巻の発売日だったらしく、2巻も併せて購入。
司書正様顔綺麗ですね!
もう意識戻ることないんですかね。
大王陛下があまり賢くないので国が滅びそうだなと思いました。

0
2024年02月20日

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