あらすじ
自衛隊地方協力本部──略して地本は、自衛隊に入隊を希望する人々に開かれた自衛隊の窓口だ。U地本の地本長に就任した鍋屋肇一等空佐は、そこで、かつて自分の防衛大学への進学を後押ししてくれた相談員の柏木と再会した。柏木が発した、鍋屋の操縦する飛行機なら、他のクルーも安心して飛べるとの言葉に、彼は自衛隊イラク派遣での窮地を思い出すが……(「イラクの空と新任務」より)。自衛官たちの心温まるエピソードを6編収録
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Posted by ブクログ
U市地本長の鍋屋1佐はC-130Hのパイロットでイラク支援にも派遣された。イラク支援の為の硫黄島訓練で苦労した経験をもつ地方協力本部には陸海空の自衛官が募集員をしている。
調理師を目指し店を持つのが夢の飛田くん担当の相馬2等陸曹、再就職を目指す蓮沼1曹をゼンダ工業に紹介する江戸3等空曹、入隊し、会計隊で退職を悩んでいる土橋1士をフォローしに行く相馬2曹。
優秀な学生で気象予報士を目指す友永くんを気象隊研修に引率したり、地元イベントで防災意識を高める講演を救難パイロットの山村2佐と鍋屋1佐が行う。
地方協力本部の業務は様々である。