【感想・ネタバレ】私雨 峰蔵捕物歳時記のレビュー

あらすじ

毎日おまんまが食べられれば、悩むことなんか何もないんだ―
御用聞きの峰蔵と癖者揃いの店子が、捨て子たちの成長を見守る。
江戸を正直に生きた多彩な住人が織りなすほろ苦く、心温まる人情長屋噺。

柳原の御用聞き峰蔵の計らいで、才槌長屋に六人目の捨て子が引き取られた。
長屋には妾斡旋の仲人、隠居の元幕臣、茶屋女など、世を厭う店子が暮らしていた。ある晩、住人で湯灌場買いの又八は、親しい寺男の暗い一面を目撃しやけ酒を呷る。帰途、若者に襲われ心身共にどん底に落とされるが、子供らの心優しい看病を受けた又八は……(「私雨」)。温かさ沁みる傑作!

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Posted by ブクログ

柳原の十手持ち峰蔵の所にまた捨子が連れてこられた。近くの才槌長屋で育てる事にした峰蔵。その長屋にはそうやって連れてこられた捨子が五人もいた。
長屋の住人達の暮らしを描いた連作短編集。
捨子達の逞しさや長屋の住人達の暮らしぶりがいい作品。死人の衣装を買う湯灌場買いや、妾斡旋の仲人など知らなかった仕事が出てきて面白かった。
市井物が好きなので面白く読んだ。

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2023年10月21日

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