あらすじ
「大災害を防ぐ聖女」だと異世界召喚されたのに魔力がないことで追放されたハルは、ハルを召喚したことでリストラされながらも「ハルは間違いなく聖女だ!」と言い張る召喚師・ヴィクターと共に、この世界で生きる道を見つけていく。しかし大災害はその裏で静かに進行していて…。不本意な召喚から始まるラブ・ファンタジー
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Posted by ブクログ
守雨さんのストーリーはほぼ大体、悲惨な状況だったり、暗い過去なりを抱えた女性が、自分の力でなんとか状況を乗り越えようとしていく中で、信頼できる男性と知り合い、その助けも得ながら、最終的に成功していくというもので、これもその一つ。
そう書くと、大体展開は予想できそうなものだが、凡庸な作家には思いつかないような、ひねりが加えられていて、いつも最後までわくわくさせられる。登場人物たちがみなそれぞれに成長していくのも、難しい関係をしっかりと構築していけるのも読んでいてうれしい。
僕は大好き。
こんな聖女様がいるのですね。国の大災害が起こる予言がされたのにどんな災害がいつ起こるかわからず、召喚されても自分の役割がわからないって不安だったでしょうね。
実際は人災でしたけどね。それを起こす原因になった人たちはちゃんと処罰されたのでしょうか?
いろんな聖女様がいるけど、もし居るならこんな聖女様がいいなと思わせる主人公。最初は鬱展開からほのぼの系です。主人公の性格のせいでイヤな話にならない素敵な作品でした。
召喚されたのに魔力なし
召喚魔法でいきなり異世界に転生させられたハル。魔力がないことで王家の思惑、政治の道具にされず、着の身着のままで街に追い出される。そこに召喚した魔導士が現れ、最後には聖女としての力に目覚めて国を救い、こっそりと国から姿を消す…すっかり終わって気持ちが良かった。