【感想・ネタバレ】凶撃の露軍 傭兵代理店・改のレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

ネタバレ

アフガニスタンで一色2佐を失った啓吾は遺体を引き取るために舞い戻った。回収の一歩手前で遺体が盗まれていることがわかった。
アフガンでの爆弾テロの背後にはロシアの軍事会社ワグネルのセルゲイ・ダビドフが暗躍している事がわかり、リベンジャーとケルベロスの有志を率いてウクライナを訪れる。そしてロシアのウクライナ侵攻に合わせて計画していたウクライナのゼレンスキー大統領暗殺作戦を阻止する。取り逃がしたダビドフをマリ共和国まで追いかける。

0
2023年08月15日

購入済み

因縁は国境を跨いで

傭兵代理店シリーズにおいて敵役として序盤から長く、そして多く登場してきたロシア。今回はそのロシアに関わる幾つかの事件を傭兵の藤堂浩志らリベンジャーズが解決していきます。
最初の事件はアフガニスタンで発生。前回邦人救出にて命を落とした浩志の友人一色二等陸佐は、その遺骸を故郷日本に持ち帰られることなくアフガニスタンの地に葬られましたが、今回その遺骸を回収するために浩志らは再度アフガニスタンへと足を運びます。しかし現地にてちょっとしたトラブルが発生し、浩志らは失われた一色の遺骸を捜索することに。その結末は拍子抜けするほどあっけないので、虚しさが際立ちました。
さて、一色の死を振り返る浩志らは、彼の死が単なる事故ではなくロシアの暗部である傭兵集団ワグネルが関与しているのではないかという疑念を抱き、現場にいた不審なロシア人を探して異国ウクライナまで足を運びます。そこでは開戦に備えて暗躍するワグネルが待ち受けていました。一色の死の真相を解明するのと同時に、ロシアの蛮行を阻止するべく浩志らは奔走し、幾つかのテロを未然に防ぐことに成功します。しかし、それでも開戦を止めることは敵わずウクライナはロシアの進行を受け始めます。国家という巨大な組織を相手に、流石の世界最高峰クラスの傭兵とてその動きを独力で食い止めることは難しかったといったところでしょう。
さて、混迷を極めていくウクライナを敢えて抜け出して、浩志らが向かったのはウクライナから遠く離れたアフリカのマリ共和国。近年ロシアと親密化している同国では、テロ対策に伴い罪もない市民が巻き添えを食らい被害を受けていました。この地でもワグネルの影があることを突き止めた浩志らは、ここを決戦の地としてアフガニスタン以降続くワグネルとの因縁を断ち切るため奔走します。
義憤に満ちた浩志らの進撃は見事ワグネルを撃退し、一色の無念の死の仇を撃つことに成功します。
前回舞台となったアフガニスタンでのタリバンクーデターもそうですが、ウクライナ、マリ共和国と、ロシアは国境を跨いで様々な地で陰謀の網を張り巡らせているのだと今シリーズでは訓示しています。それを作劇で繋げて一つの巨大な陰謀、即ち大ロシア主義的なロシアの国家戦略を浮き彫りにし、そしてそれに立ち向かう浩志らリベンジャーズの傭兵の姿は本当に毎回カッコいいです。

#アツい #エモい #深い

0
2022年12月22日

Posted by ブクログ

06月-13。3.0点。
傭兵代理店・改、第8弾。
浩志たちの友人をテロで殺害した、ロシア人を追う浩志たち。今回はウクライナへ。果たして因縁のロシア人を見つけられるのか。。。

340ページと短め。いつもの感じ。

0
2023年06月26日

Posted by ブクログ

久しぶりの読書
タイトルや帯から
現在も進行中のロシア・ウクライナ戦争と
関連する展開になるのかな、と期待して
読み始めました。

まずは前回からの回収ネタで進み
そこにワグネルが関係してキーウに行き
開戦初日の出来事へと続く

そこから、どうなる?
と思っていたのですが
マリに移動して。。。?

あー、敵討ちかぁ
それも大事だけどねぇ

という思いのまま終了。

トム・クランシーばりの展開を
少し期待してしまいました(笑)
反省

0
2023年02月06日

「小説」ランキング