あらすじ
日々の仕事に追われて疲れ果てているみなさんへ。
なぜ、あなたの仕事は終わらないのでしょうか?
800社以上の約3万1000人のビジネス
パーソンの行動を、AIを通じて分析して見えてきたこと。
それは、仕事が遅い人の多くは
「やらなくてもいいことをやっている」
ということです。
やらなくてもいい仕事とは、例えば以下のようなものです。
●雑談ばかりで、いつまでたっても終わらない
「ムダ話が9割」会議で時間を浪費する
●「念のため」という理由で入れられてしまう
「忖度CCメール」のチェックに半日かかる
●見栄えをよくするために、ムダに豪華な
パワポ資料「デコパワ(=デコラティブパワポ )」を作る
●上司から資料のダメ出しをされて、
何度も何度も作りなおす「差し戻し沼」にはまる
心あたりのある方も多いのではないでしょうか。
しかし、こうした仕事をムダだと気づかづに
「そういうものだから」と思って、
仕方なく続けていたのではないでしょうか。
こうした「名もなきムダ仕事」は
仕事のかなりの部分を占めています。
しかし、「名もなきムダ仕事」はなくせます。
必要なことは、手を速くするためでもなく
テクニックを覚えることでもありません。
実は「意識」を変えることが一番重要なのです。
●水を飲みたい人にコーヒーを出さない(相手の求めているものを想定する)
●山に登る(仕事を始める)前に、
山頂(仕事のゴール)がどこか確認してから登る
●独りで課題解決しようとせずに、周囲を上手く巻き込む
●心理的安全性を確保する
こうしたことが重要です。
では、どうすれば意識を変えることができるのか。
その方法は、本書で詳しくご説明しています。
本書では、日々の仕事の中でも
占める割合が多く、かつ「名もなきムダ仕事」が発生しやすい
●資料作成
●メールのやりとり
●会議
※上記の3つで仕事時間の約7割を占めます
などを中心に、具体的なシーンごとに
「何をどうしたらいいか」まで落とし込んで
丁寧にレクチャーしています。
ぜひ、ご一読ください。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
どの職場にも当てはまるような無駄な業務を皮肉なキャッチフレーズで整理してあり、ふっとわらいました。
タイトルが資料作りノウハウのような本ですが
会議やメールなどビジネスコミュニケーション全般に
ついて書かれていてどのビジネスマンでも共感できる内容。
目から鱗だったのは無駄な業務はほとんど
「忖度」「心理的安全性」が大きく影響しているということ。
無駄なもの、非効率なものって人間の心理的なものを突破してしまえば簡単にショートカットできるんだなと思った。
だがそれができないのが日本人。
社内での改革者がいない限り一人で会社の忖度風潮をなくしていく、などは難易度が高いと思う。全員が俯瞰して今の自社を客観視するのが大切だと思う。
Posted by ブクログ
できる人のパワポは2色、100文字以内
ということは一旦置いといても、わかりやすい仕事術の本
会議をいかに短くできるかは自分の中で最近どうにかしたいテーマ
Posted by ブクログ
仕事において無駄なものをチェックする良い機会になりました。
パワポのことのみならず、人とのコミュニケーション、会議など多岐にわたる部分での考え方も参考になります。
Posted by ブクログ
メールや会議の無駄、思い当たることが多く、普段もやもやしていることに対して改善策がき書かれており、参考になった。
自分自身から行えることから少しずつ実践していきたい。
目的をはっきりさせることが共通のことかなと思いました。
Posted by ブクログ
多くの人が、やらなくてもいい仕事をしていたり、させられていたりしている。そんなムダ仕事たちに取り上げで、その解決策を教えてくれます。
① 商談での成功率が高いパワポは
「1スライドあたり105文字以内」
「色は3色以内(2色がベスト)」
「原色ではない色(赤→あずき色など)」
② 資料を作る人は、「あれもこれも伝えたい」と思い盛り盛りにするが、それは自己中の考え方。読む側の立場に立っていない。
③ 資料は、2割できたくらいの段階で早めに上司に見せる。頂上がどこか確認しないまま、山に登ってはいけない。
④ 会議には3種類あり、「共有のための会議」「決定のための会議」「アイデア出しのための会議」である。同時にやろうとしてはダメ。アイデア出しの会議なのに否定してしまうことになりかねない。
他にも忖度資料のムダ、メールのムダ、会議のムダ、IT拒否上司のムダ、社内コミュニケーションのムダなどについて書かれていました。
Posted by ブクログ
タイトルのパワポ事例を代表として、名もなきムダ仕事を減らそうというコンセプトの本。パワポ、メール、会議など、よくやってしまっているムダ仕事の改善ポイントがまとめられている
Posted by ブクログ
やはり、タイトルで読ませる本でした。
パワポが2色なのが典型例で、徹底的に無駄を省いて、論点を確実に伝える仕事術の本。
上司の役割が変わってきていて、以前はティーチング(答えがわかってることを、こうしなさい!と教える)だったが、現在はコーチング(答えの出し方を教える)に変わっている。特盛の日報、週報で部下を管理するのはナンセンス。
インフォメーション週報から、インサイト(洞察)週報に変えるべき!
メールをチャットに変えることで、文章の長さが3分の1に!送受信件数が5割減!30秒以内に返答が来る確率が7割アップ!社内会議が26%減少!