あらすじ
ツイッターで話題沸騰! お笑い芸人の滝沢秀一がゴミ清掃を始めてたどりついたゴミエッセイ。お笑い芸人をしながら、定収入を得るために辿り着いたゴミ清掃員という仕事。
始めてみたら、なんとも奥深い人間観察ならぬ、社会考察につながっていく滝沢流ゴミ学。お笑いネタから深刻な人類存続の危機への警告まで、滝沢秀一の人気ツイートが、イラストを加えて単行本化。本書はその書籍に大幅に書き下ろしを加えて待望の文庫化!
ゴミから見る格差社会や、ゴミ清掃員おすすめの物件、ゴミ清掃業界のとび抜けた人材など、読めば、明日からのゴミ捨ての意識変革がおこること間違いなし!
ためになる蘊蓄満載。ゴミから始まる現代社会学!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
売れないお笑い芸人が、芸人を続けながら家族を養うため、ゴミ収集の非常職員として働いてきた中で出会った人や日々の仕事での出来事を綴っている。
ゴミ収集の仕事だからといって、特別おもしろい人や変わった出来事が多いわけではないと思う。ただ、日常で起きたちょっとした事、同僚とのやりとり、感じた事の伝え方が面白くて、さすが芸人だなぁと感じた。作者本人もとても真面目で、最後にゴミについて熱く語っている。これを読んだら、ゴミの分別に対して意識が変わった。
Posted by ブクログ
ゴミ清掃にまつわる面白エッセイ
もちろん笑えるような面白さもあるのだが、伝え方などとてもわかりやすくて読み易く、お笑い芸人は伊達ではないと思わされた
ゴミも環境問題であり、処理に莫大なコストがかかることに気づかせられる
そして、人間性がでてしまうものとしても今後気をつけていきたい
リサイクルをして、ゴミを減らす。
買う前に本当に必要なものかもう一度、思い返すこと。そさて必要だと思って買ったなら大事に使うこと。
生ゴミの水分はなるべく切る。
Posted by ブクログ
いやはや、なんとも面白い本を読んでしまった。
滝沢さんという芸人さんが書いた、ゴミ清掃員のお話である。
これがもう、とにかく面白すぎたのだ。清掃員さんの毎日の出来事が、思わず「ぷっ」とふきだしてしまうような書きっぷりでつづられていて、わたしはケラケラ笑いながらページをめくっていた。
ところが、だ。ただ面白いだけじゃないから、この本はすごいのである。読み進めていくうちに、いつのまにか胸がじんわりとあたたかくなるような、そんな不思議な感動がやってくる。まったく、芸人さんというのはおそろしい才能を持った人たちだ。
わたしはもともと、マシンガンズさんが好きだった。むかしテレビでやっていた「レッドカーペット」のころから、あのネタを見ては「くだらないなあ」なんて思いながら、結局いつも笑ってしまっていたものである。
だけれども、今ではテレビで見るお笑いの滝沢さんよりも、ゴミのことを一生懸命に世の中に伝えている滝沢さんに、わたしの心はぎゅぎゅっと、わしづかみにされているのだ。あのネタをやっている人と同じ人だなんて、にわかには信じがたい。そのギャップがまた、たまらないのである。これはもうファンというより、人として「すんごいなあ」という気持ちなのだ。
実を言うと、この本を読む前から、滝沢さんのおかげで、うちのゴミに対する考えはちょっとだけ変わっていた。でも、この本を読んで、わたしは頭をガーンとやられたような気持ちになった。「意識が高まった」なんて生やさしいもんじゃない。「こりゃいかん、ぜんぜん分かっていなかった」と思い知らされたのである。
いつもわたしが何気なく出しているあのゴミ袋の向こうに、滝沢さんたちの大冒険と、いろんな人の暮らしがある。そう思うと、なんだか世界が少し違って見えてくるから不思議なものだ。
そういうわけで、これからもわたしは滝沢さんのことを、こっそり応援していくのである。この本は、むずかしいことが苦手な人にこそ読んでほしいなあ、なんて思うのだった。
※この文章は、自分の読書メモを元に生成AIを使って書いたものです。
Posted by ブクログ
職場で、ゴミの減量を徹底的に進めようと言われて、この本を手に取った。ゴミには、捨てる人の性格や生活が出るという話から、真剣にゴミの将来を危惧する話まで、知らなかったことを知ることで、ゴミの減量に取り組もうという気持ちが強くなった。
Posted by ブクログ
読んで良かった、なんだったら義務教育で読ませた方がいい一冊。それくらい日本のゴミ対応は見直した方がいい。時間内に出す、決められた分別は守る。そんなこともできない人の多さにヘキヘキしつつ清掃員に感謝の思いを伝えたい。基本ルールは守っているつもりだが、そこから減らしていくことにも意識を向けないといけない。
Posted by ブクログ
滝沢さんのツイートを見るようになってからずっと読みたかった本。Twitterと被っているような話もちらほらあったけど面白かった。
焼却後のゴミを埋め立てる場所が日本にはもうなく、最終処分所の残余年数は首都圏で30年、近畿では20年程とされているらしい。
ただ、場所によっては焼却後のゴミを建築資材としてリサイクルしている所もあるらしく、科学の力とそれを実現している人々の努力に感服するところでありました。
私も少しでも貢献できると良いなと、燃やすゴミから資源ゴミに出来るだけ回せるような生活を心がけている。
▽あとがきの刺さった一節
長い目で見ると何が幸せで何が幸せじゃないかなんて僕みたいなしょうもない人間が判断するもんじゃないなと思いました。ただひたすらに前のことを一生懸命やるしかないのだから悔やむな、喜ぶな、ということなのかもしれません。
Posted by ブクログ
以前から興味があった本が文庫化されたので早速読んでみた。
途中、笑いながら楽しく読んだ。
最後はこれから、ゴミとどう付き合っていくのか考えさせられた。
Posted by ブクログ
私が結婚するとき、母から言われたただひとつのことは、「ゴミの出し方には『人』が出るから気をつけて」でした。
昨年末、ネットニュースで缶が見事に潰されている画像を見て、その画像の提供者がお笑い芸人でゴミ清掃人であり、本も出版されていることを知りました。母の話を思い出しながら読んでみたら、めちゃめちゃ面白い。
ゴミを見ればその暮らしぶりも人となりもわかるのは本当なんですね。悲しいかな、貧乏人は貧乏人の姿がゴミの中に表れる。
文才のない私が言うのもなんですが、「三島由紀夫が割腹するような覚悟で断酒」とか、この人、文才ありますよねぇ。「へへへと世界で一番悲しい笑顔を浮かべて」なんて言われたら、そのおじいちゃんの顔が目の前にあるようで切なくなります。
この人の本は全部読みたい。そして漫才も見てみたい。
Posted by ブクログ
ゴミ集収集員の悲喜交々と日本の未来のゴミ事情。いつもお世話になっていますm(_ _)m」普段生活していて意識してませんが、ゴミを回収してもらえる、て本当にありがたいことなんですよね。数年前近くの自治体がゴミの処分場の件で揉めて回収しても持ち込めない、となった事を思い出しました。ゴミが回収されて処分されるのは当たり前のことじゃ無いんですよね。その事を再認識してゴミの分別リサイクルをしっかりやらねば、と思いました。