【感想・ネタバレ】海色の壜のレビュー

あらすじ

初老のマスターが営むその小さなバーには、酒の種類がひとつしかないという。出されたグラスの美しさに驚いていると、マスターは酒の名前を告げた。口に含んだとたん、目の前に海の景色が広がって――(「海酒」)。不思議なのに懐かしさを感じさせる、現代ショートショートの傑作集。1話5分で楽しめる、夢と驚きに満ちた世界がここに!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

たまにショートショートを読みたくなる、で、手に取った1冊。
王道のショートショート、きっちり心を揺さぶったり安定させたり、5分間できっちり仕事をしてくれる。

聞けば、江坂遊が認めたショートショート作家との事。ってことは星新一の孫弟子やん!
そういえば、収録されている1作に「ノックの音がした」で始まる作品があり、その一文でオールドファンは本を持つ手が震えたよ。

「壁画の人」「密」「ふぐの恩返し」が好みかな。「海酒」は又吉直樹氏が短編映画化してるそうで、機会があれば観てみたい。

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2021年11月30日

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