あらすじ
落ちこぼれの白魔導士セシルは、貴婦人に人気の第一聖騎士隊隊長オズワルドに王城でのパーティでお手製の解毒薬をぶっかけた。彼から強烈な邪気が放たれていたからだ! 不機嫌なオズワルドに彼の屋敷まで拉致されて、まさか貞操の危機!? と焦ったセシル。しかし「お前は趣味じゃない」と一蹴され、セシルの薬が彼が受けた魔獣の呪いに初めて効果があったと治療を依頼される。功績を残すチャンスと、セシルは引き受けるが……!? 呪いを受けた聖騎士と落ちこぼれ白魔導士、ケンカップルのラブコメディ!
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ケンカップルいいね
乗っ取られてますよ!うるさいっ!
はぁ、笑った。
コミカルさとシリアスさが絶妙なファンタジーノベル。
視点が入り乱れるので慣れが必要ではあったが、凝った設定で大変面白かった。
白魔導士セシルの特殊な解毒法
対象外と言われた白魔導士セシル。女として対象外と言われたと思い込んだセシルは、自分の患者であるオズワルドの治療ため、身体を繋ぐ決意をする。1度目は記憶を無くさせるが、2度目は素で。無事結ばれてよかったけど、このセシルを相手できるのは彼だけだろうな。
呪いを解呪するって、こんなに愉快な感じでいいのでしょうか。副官の人も含めて、重篤な状態なのに、あまりそれが伝わってないなぁと思いつつ読みました。彼女の飾り気のない人柄がとても魅力ですが、公爵夫人なんて大丈夫なのかと、いらない心配をしてしまいました。
TLとなっていますが、そんな感じは無かったです。
Posted by ブクログ
セシルとオズワルド様の応酬が楽しくて楽しくて。
結局口では彼女に勝てていないのでは、オズワルド様。
治療中だったから、作者さまも書かれていた通り、騎士なのに騎士としての見せ場がラストの戦闘シーンしかなかったし。
ある意味、可哀想なヒーローかも。
本当に恋愛対象外だったマシンガントーク娘にうっかりしてやられちゃったヒーローと、白魔導士としては落ちこぼれだけど、ある特殊な方向に突出している喋ると残念娘さんとのケンカップル話。
本当によく言い争いしてたね、赤裸々な内容も含めて。
セシルの方がよほど直接的な表現していた気が。
確かに貴族の女性にはいないタイプ(寧ろいてたまるかなタイプ)なので、かえって遠慮しなくていいところにやられたのだろう、オズワルド様。
喋ると本当に残念ですけどね、彼女。
そもそも、初対面でポーションぶっかけてますから。
とんでもヒロインがここに。
楽しい作品ではあるのだけれど、三人称の地の文の視点がコロコロ変わるので、特に前半はかなり混乱しながらの読書でもあった。
こちらの読解力の問題かもしれないが。
これは誰の行動のことで、誰の心理描写なのと一度読んで立ち止まり、確認しなくちゃいけないことが多かった。
同じ場面でも、この文はヒーロー、次の文だとヒロインみたいなことがあったので。
せめて同じ場面内(特にRシーン)は主軸を定めてくれ……感情移入しづらい。