【感想・ネタバレ】一生モノの物理学――文系でもわかるビジネスに効く教養のレビュー

あらすじ

大学受験で文系を選択した人にとって理解が難しい世界――「物理」。しかし、家電が動くのも、飛行機が飛ぶのも病気を発見できるのも、部屋の明かりがともるのもすべて根底には物理学が存在しています。それだけ社会の根底理論となっている「物理」を知らないことはビジネスパーソンにとって大きな損失ではないでしょうか? そこで「京大名誉教授」×「関西大手予備校・研伸館講師」という教えるプロがタッグを組み、「物理が苦手」な人のための物理の本を制作しました。日常の中にある技術に活用されている物理の世界をわかりやすくお伝えします!

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

日常の中の物理をコンセプトに、何の気なしに周りで起こっている現象や利用している機器なんかがどういった原理なのかを解説している。

が、理系音痴の私はやっぱり腹落ちするまでの理解には到達できないなー。日々利益を享受しているノイズキャンセリングの「単振動」や「位相がずれる」といった用語や現象がどうも理解できない。そんな時は最終章にも述べられている「棚上げ法」でどんどんその他書籍を読んでみたりで量をこなしていくことで、光明を得るときがくると信じてる。

個人的な学びは、遠視・近視と老眼・白内障は原因が異なる・前者は眼球の変形で、後者は水晶体の濁りなんだって。乱視な私は眼がゆがんでいるのかと少し怖くなってしまった。あとは、ローレンツ力は、危機なじみなさ過ぎて響きで記憶に残った。中学でみんなやる「フレミング左手の法則」の意味を、再学習してここにモーターの原理が隠れていたのかーとしみじみ。ただふざけていた過去の自分を叱責したい念に駆られる。後悔先に立たず。あとあと、「湿度」が相対湿度でその空気中における法は水蒸気量に対する割合なんだとこれは衝撃。湿度90%ってほぼ水中じゃーんとか呆けたこと言ってる過去に自分にグッバイ。

中学理科も崩壊している自分には十分難しい内容でしたが、身近な題材で取っつきやすさは申し分なし。物理力が抽象化→予測→観測→修正・補正の手順であるなら、よくビジネスで喧伝されるPDCAサイクルなんてものと似ているところはあるんだな、と。物理の思考力というのは、人生の見方を拡張してくれるし物事の根源はなんだろうと、哲学などの人文学とは異なるアプローチが取れるのだと感じる。画一的な人間ではなく、もっと多面的で豊かな人間に。そんな文系マンに手に取ってみては。

0
2022年12月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

回折レンズは強め合った光を複数の角度で作り出せる
放射能を身近な電球の明るさに関する言葉と比較して整理すると、放射能は電球が光を出す能力、Bqはワット、SV は人が感じる明るさを表すLxに相当する
15分ずつ次から次へと勉強する中身を変えていくのも集中力を保つのには非常に効果的です
クオリティと起源を天秤にかけて作業する
時間をうまく活用できるのはいい加減を良い加減と変えて使いこなせる人である

0
2022年11月06日

「社会・政治」ランキング