あらすじ
「僕はずっと、誰かに僕のことを知って欲しかったのだと思う」歯科クリニックに勤める雇われ歯科医のススメ。小さい頃から人とのコミュニケーションが苦手な彼は、スマートな他の先生たちに憧れ、歯科衛生士たちの反応を過剰に気にし、前向きに生きるためにつけたはずの日記にもいつしか毒を吐いている。やがて、アロマオイルの店を営む宮子さんに恋心を抱くが、彼女にはある秘密があった……。
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Posted by ブクログ
個人的にかなり面白かった。
飛行機で読むために持っていったけど
数ページしかすすまず、しばらく積読本化していました。改めて最初から読んでみたけど、色んな名前がでてくるのが覚えられなくて(笑)
もうわからないまま読んでいたけど、主要人物はそんなに多くないので大丈夫だった。
「僕の日記」には感情や想いが詳細にかかれていて、自分も心情を日記にしたらこんな感じかもって共感できて、わかるわかるってそこが面白かったのかも。最後の終わり方もいつもの私だったらモヤっとしそうだけど、この話はこの終わり方で大満足。
映画化されてるんですね、ススメ先生の井口さん、ピッタリって感じ。
匿名
読んでいて辛くなる……
主人公ススメ先生の心情があまりにも辛すぎて、途中で読むのを止めようか悩みながらも完読。行き辛いとはこう言う事なんだと一人で納得しました。映画が良かったので原作本を読む事で更に詳しく知ることが出来て良かった。
Posted by ブクログ
歯科医の日記が永遠と綴られる小説。
主人公は真面目だが、自身の勇気のなさにフラストレーションを抱えている。
日記を読んでいると主人公は人格がまだ成形されていないと感じる。
自分の事は理解しているが向き合う事は怖い。
最初はくだらない小説だなと思うながらも、ずっと見ていると意外と面白いに変わると思うので、
諦めないで読む事をおすすめします(屍鬼みたい)