【感想・ネタバレ】ひとりぼっちじゃないのレビュー

伊藤ちひろ

「僕はずっと、誰かに僕のことを知って欲しかったのだと思う」歯科クリニックに勤める雇われ歯科医のススメ。小さい頃から人とのコミュニケーションが苦手な彼は、スマートな他の先生たちに憧れ、歯科衛生士たちの反応を過剰に気にし、前向きに生きるためにつけたはずの日記にもいつしか毒を吐いている。やがて、アロマオイルの店を営む宮子さんに恋心を抱くが、彼女にはある秘密があった……。

[ブクログ · ★★★★☆]

歯科医の日記が永遠と綴られる小説。

主人公は真面目だが、自身の勇気のなさにフラストレーションを抱えている。
日記を読んでいると主人公は人格がまだ成形されていないと感じる。

自分の事は理解しているが向き合う事は怖い。

最初はくだらない小説だなと思うながらも、ずっと見ていると意外と面白いに変わると思うので、
諦めないで読む事をおすすめします(屍鬼みたい)