あらすじ
史の目の前で昂に連れ去られた真十。史のことを想いながらも、陰の花嫁であるため、戻ることもできず、常璽宮で過ごしていた。そんな真十に天探女が昂と史の過去を語る。すべてを知った真十が選んだ運命は――!?
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Posted by ブクログ
しばらく「積読」になってましたけど、思い立って読み出したら、一気に読んでしまいました。なんで、「積読」にしてたんだろ?
「陰の花嫁」の真十と神祇部総帥の史。お互いに好きなのに、結ばれると神祇部が滅ぶと言われて、真十は常璽宮総帥の昂と常璽宮へ。真十に手が届きそうで、目の前から消えてしまったときの史の気持ちとか、史を前に首を横に振った真十とか、切なさ満載です。
どうにかして真十が「陽の花嫁」にならないかなぁって思っていたら、最後に真相が明らかになりました。「下照姫」って聞かない神様だなって思ってはいましたけど、「天照」」と対になってると考えたら、ああ、なるほど。
40年前に常璽宮が滅びかけた理由も明らかになって、スッキリしました。
昂の最期はちょっとモヤモヤしますけど、ああ終わるしかなかったのかなぁって思いました。
巫女さんものは当たり外れがありますけど、終わり方はきれいだったと思います。一つ難点があるとしたら、イラストかなあ。絵師さんが別の人だったら、もっと面白く読めたように思います。
Posted by ブクログ
四巻、最終巻。
いままでの伏線が一気に回収された感じ
昴くんがかっこいい。
何を考えているのか分からなかったけど、最後のセリフは泣きそうになってしまった。
真十ちゃんを裏切り続けるから、真十ちゃんが無理だと諦めていたことさえも裏切ってそれを可能にする。
かっこよすぎた!
史くんも真十ちゃんを手に入れようとした途端の他の地位や名誉、権力などの全てを簡単に捨ててしまえる覚悟もすごかった。