あらすじ
一年前の火災事故で親友を失った天田耕平は、恋人と共に慰霊祭へと向かう途中にバスが事故を起こし、山道で立ち往生してしまう。
雨風をしのぐため他の乗客らと共に近くの廃墟へと避難するが、そこはかつてある宗教団体の信者が集団死したといういわくつきの建物だった。
その夜、乗客たちが次々に殺害される事件が発生。建物からの脱出を試みた耕平は、恐ろしい姿をした怪物に遭遇し意識を失う。
目を覚ました時、耕平は事故を起こしたはずのバスに乗っていた。その後、まったく同じ流れで繰り返される殺人事件を体験し、耕平は自分がこの夜を『繰り返している』ことに気づく。
「俺は、タイムループに陥ってしまったのか……」
何度『繰り返し』を経験しても誰も救えず、『繰り返し』からの脱出もできない耕平の前に現れたのは、怪異譚蒐集のため、この地を訪れたホラー作家、那々木悠志郎であった。
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Posted by ブクログ
シリーズに出てくる怪異やそれに関わる人間がおぞましく、いつもそれらに怯む事なくマイペースに知恵で立ち向かう那々木のキャラが好きです。
もちろんどんでん返しも。
今回のどんでん返しの後に語られた事が気になって仕方ないです!はっきりとしてきた対決構造、先代の仇、続きが凄く楽しみです。
Posted by ブクログ
おぉ…。
ループなイレギュラーな闖入者の理由も納得。やや物悲しい結末だけど救いがあってよかった、と思ったらもうひとひねりあって、とても嫌な気持ちで終わりました…。
これから大きな敵も出てくるみたいで、緊張感漂うシリーズになりそう。
Posted by ブクログ
ホラー×タイムリープ×クローズドサークル。やはりホラーとミステリーは親和性が良いと思う。もちろん事件解決後もお得意のどんでん返しが待っており、最後まで飽きが来ない一作。
Posted by ブクログ
今巻が一番面白かったかも。
解散したカルトの施設で何度も繰り返される殺人。
その謎。
カルト怖いわぁ。(よく声を掛けられるんだよね)
ここからなら続きが楽しみかもです。