あらすじ
クッキーとワインを持って旅に出た赤ずきん。その途中でいろいろな事件に遭遇します。「シンデレラ」「ヘンゼルとグレーテル」「眠り姫」「マッチ売りの少女」を下敷きに、小道具を使ったトリック満載! こんなミステリがあったのか、と興奮すること間違いなし。全編を通した〝大きな謎〟も隠されていて、わくわく・ドキドキが止まりません! 『むかしむかしあるところに、死体がありました。』の著者による世界の童話をベースにした連作短編ミステリ!
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Posted by ブクログ
想像していたよりも面白かったです!
有名な童話が数話あり、綺麗に描かれていた物とは違い闇のある主人公達。本当はこんなお話だったのかもとワクワク楽しく読みました。
簡単な話しから少しずつ複雑さが出てきて、眠れる森の美女のお話しでは名前が覚えられなかった為に2回読みました。そして最終話ではこれまでがただの短編ではなかったように繋がりが出てきてお話も壮大になります。
登場人物達は人間らしく汚い部分も持ち、赤ずきんですら旅の目的はある人を殺すため。
アンデルセンが子供のために綺麗な部分を抜き取っていたなど、あまりに綺麗な夢物語から掛け離れた現実味が気持ちよく、とても楽しかったです。
Posted by ブクログ
赤ずきん、シンデレラ、ヘンゼルとグレーテル、眠れる森の美女、マッチ売りの少女。
この5作品にミステリが含まれて、アレンジされた本です。
脱線回収がされてあって、本当に面白かったです!
それから、題名にも一工夫してあり(私が勝手にそう思っているだけかもしれない)、読む前に考察的なのをしてから、読むのも面白いと思いました。
何回でも読みたい本です!
匿名
おもしろかったです。
童話をモチーフにしたお話が、とてもうまくできていておもしろかったです。
それぞれの章が、最後でうまくまとまるところも好きです。
アンデルセンが最後から2番目のお話にでてくるところも、絶妙な感じがしました。
Posted by ブクログ
赤ずきんが旅の途中で出くわす殺人事件を探偵役よろしく解決していく話。犯人としてシンデレラやヘンゼルとグレーテルだったりが出てくるとんでもないオマージュと言うかなんというか。さらっと読めた。