【感想・ネタバレ】残星を抱くのレビュー

あらすじ

第73回日本推理作家協会賞短編部門受賞『夫の骨』の著者、受賞後初の長編ミステリー!

罰を受けるべきなのは誰――
次々と身の回りで起こる不穏な出来事に、刑事の妻・柊子は追いつめられていく。
愛する家族を護るため、彼女が取った行動は――!?

「あなたを、殺したいと思って」
母娘二人だけのドライブの帰り道、青沼柊子は峠の展望台で、暴行の現場を目撃する。
暴漢たちは柊子たちを逃がすまいと車の前に立ち塞がるが、構わず柊子がアクセルを踏むと、サイドミラー越しに、男の影が崖下へと転落していくのが見えた。
あの男は死んだのか? 思い悩む柊子だが、県警捜査一課の刑事を務める夫の哲司には、正直に話せない。
すると翌日、マンションのポストに告発文めいた脅迫状が投函されており……。
血の因縁が浮かび上がらせる、二十年越しの真実!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

矢樹作品、3冊目。毎回夫婦ストーリーで興味深い。今回は刑事とその妻(柊子)の話し。妻の周りで起こる不可解な出来事が頻回。トラックに襲撃される、自宅マンションに不審なヤクザっぽい男(結城)、警察の監察官。柊子は夫に相談せず、幼馴染(葛西)に相談する。そして夫が首を吊った状態で発見される。さらに夫の手帳には柊子の父親が起こした死亡事件の真相が書いてある。その手帳を巡り、結城、監察官、さらに葛西までも入り乱れる。柊子の強さは桐野作品・OUTの雅子級。面白かったが、どんでん返しの連続で最後には飽きがきたような。③

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2024年03月30日

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