あらすじ
◆◇第6回カクヨムweb小説コンテスト《ラブコメ部門》特別賞◇◆
顔見知りすらまともにいなかった俺・前原真樹に、初めてできた友だち・朝凪海。
男子から『クラスで2番目に可愛い』と噂され、天真爛漫なNo.1美少女・天海さんを面倒見良くフォローする朝凪さんは――
金曜日の放課後だけ、こっそり俺の家に遊びに来る。
映画にゲーム、漫画の趣味も合う彼女との楽しいひととき。
無邪気で甘えたがりな素顔は、普段のしっかり者の姿からは想像できないな。
「早く隣に座りなよー、一緒に漫画読むんだから」
「ここ俺のベッド……」
「今だけは私のベッドなの。ほら、おいで?」
距離近くないか、朝凪さん?
日陰男子と2番目ヒロイン、等身大の“友だち”ラブコメ!
[※紙書籍の初回限定特典である「ボイス特典」は、電子書籍版にはつきません]
[これは2021年12月配信の同電子書籍からカバーを変更したものです]
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
・物語としての完成度が高い。
ストーリーがまず面白かった。どうふたりが惹かれ合うのかを、この1巻できれいに1つの物語としてまとめていてすごく良かった。(勿論2巻目以降も楽しみだが)シリーズ物として考えずにこの1巻だけでみた場合に作品としての完成度がとても高かった。
・構成での取捨選択が素晴らしい。
学園物なのに1学期の部分をほぼ描かなかったり、文化祭実行委員での委員会でのやり取りを描かなかったりと、主人公とヒロインの人間関係の本筋に響かない学校行事の部分を描かないのが、学園物のラノベとしては大胆だし、そのおかげで作品としての完成度がすごく高かったと感じる。
・読者にストレスなく見せるのがうまい。
主人公の人間関係面でのカッコ悪さ、ヒロインの親友への嫉妬、嫉妬の対象となったヒロインの親友の子の問題点。これら物語を描く上で必要になるキャラクターの負の部分を、心情を丁寧に描いた上で、悪者とはならないように描いているから、ストレスなく読みすすめられた。
・文章表現が素敵だ。
活字として読んでいてとても楽しく、漫画じゃなくラノベという活字媒体だからこその良さがとてもあると感じた。
例えば
『俺の引き出しにそんなもの(恋バナ)入っているわけがない。引き出しにあるのは、まだ新しい朝凪との思い出だけだ。』
『このハズレくじは俺にとっては「当たり」それでいいのだと俺は思う。』
等。
・とてもおもしろかった。主人公とヒロインの関係ややり取りが見ていて心が揺さぶられるので、2巻目以降もすぐ読みたいと思える作品だった。
Posted by ブクログ
「クラスで2番目に可愛い女の子」と仲良くなる話
主人公・真樹の目線でストーリーは進むものの、話の中心は2番目に可愛い女の子である海。クラスの中心人物でありながら、周囲から頼られることに疲れ、同じくニッチな趣味を持つ真樹と仲良くなっていきます。
二人のふざけ合っている掛け合いは楽しいですね。
後半は1番可愛い女の子である、親友の夕へ抱えている想いが語られます。
一件落着ハッピーエンド、、、思いましたがまだ続くようです。
今後の展開も楽しみです♪( ´▽`)
Posted by ブクログ
面白い。中身は普通のラブコメだが、王道のラブコメに飽きてしまった人にはおすすめ。(自分は普通に面白かった。この作品の漫画を手に取り続きが気になりすぎた為、原作を購入。 2時間スタバに篭って読破しました。)
タイトルの通り正統派のヒロイン(天海夕)を好きになる訳ではなく、ヒロインの次に人気がある女の子(朝凪海)を主人公(前原真樹)が好きになる話。今までラブコメを観たり読んだりしてきた中でメインヒロインの陰に隠れているヒロインが推しキャラクターになる傾向があったので、興味津々で読みました。
主人公は所謂陰キャ。クラスの隅っこにいて、行事とか友達と遊ぶタイプでは無い。(そういう遊び方をするのは憧れはあるけど、自分には似合わない)と何処か学校に来てワイワイする事に対して苦手意識を持つ。趣味は映画を見ながら、ピザを食べコーラを飲むこと&ゲーム。家事が得意(家で簡単なデザートを作ることも可)。母親が出版社の営業。
⚠️以下ネタバレ注意==================
1巻の最後に付き合う?ような関係まで至るのが驚き。ストーリーは『弱キャラ友崎くん』のような形で進むのかと思いきや、良い意味で期待を裏切られた。陰キャが段々とクラスの行事や交友関係を通して陽キャになっていき、メインヒロインと付き合うという形をイメージしていた。その中でも今回はメインヒロインの過去の辛い経験に対して深堀をして、ストーリーが展開。
完全に自分の好みだが、作品で言うメインヒロイン(夕凪海)が可愛い。正統派ヒロイン(天海夕)はハーフで金髪完全陽キャな女の子。に対してメインヒロインは髪型がボブでボーイッシュな服装を好む。オタク男子の一定数刺さるビジュアルをしている。趣味がインドア派(ゲームや漫画、映画)ということもあり、さらにオタク男子に刺さる刺さる。笑
主人公とメインヒロインの関係性も滅茶苦茶イチャイチャしてて、ウザイ(ニヤケながら読んでました。)羨ましい、、、。一緒に映画見たり、ゲーセン行ったり、LINEしたり、文化祭の実行委員やったり、理想の高校生活してた。メインヒロインのほぼ口癖?の『〇〇〇〇〇、、、バカ、、、』って言葉がキラーワード。ラブコメが好きな人は只只ニヤケます。
最高でした!
最初は、漫画を読んで知ったのですが小説も読んで正解でした!ヒロインの子がめっちゃ可愛い!主人公との絡みがとても良い!いい友達感があって良かった。すぐに続きが読みたくなりました!今後も楽しいです!
Posted by ブクログ
B級映画とゲームが好きな前原真樹はある日、「クラスで2番めに可愛い女の子」と言われる、趣味がドンピシャ同じな朝凪海から声を掛けられ、一緒に遊ぶように。彼女を通じ、天海夕と友人となったり、文化祭実行委員を努めたりなど、新たな世界に触れてゆく。
基本は甘々系のラブコメなのだが、天海夕の下の「2番目」として海が周りから見られる事に起因する彼女の悩み、そして行動など、本作独特の渋みがいい感じにミックスされていて、中々に良かった。海と真樹が、好みが似た者同士仲良くなってゆく感じも良かったです。
Posted by ブクログ
人見知りで陰キャな前原くんに初めてできた陽キャな友達朝凪海、趣味が一致していて、一緒にいて、気軽に話せて、自然に会話ができる友達の関係性である二人が自然ですごくしっくりきていて観ていて幸せな気分になりました。 人見知りで、ボッチな彼にとっての彼女は本当に居心地のよくて、自然に話せる友人というポジションがすごくよかったです。 なんでも話せる友人、な彼女の存在が彼の中でどんどん大きくなっていく過程が丁寧に描かれいていて、そして、周りとの関係性がすごく素敵でした。さわかか青春ラブコメ最高です。
Posted by ブクログ
著者初読。KU。あ、甘い・・・甘いが過ぎる。ちょっとこういうのは初めてかも。前情報無しで読み始めたから心の準備が全くできていないところに甘いが突き刺さりましたw。プロローグで主人公の母親が出てくるあたりで「これはちょっと違うぞ?」と思ったものですが、主人公の前原真樹とヒロインの朝凪海の関係がとてもよい。読んでる間ずっと「ユーたち、付き合っちゃいなよ!」と思ってた。クラスの人気者で海の親友である天海夕もだんだんサイコパスみが深くなり、今後の絡みもどうなってくるのか気になるところ。たまにはこういう物語も良き。
匿名
コミカライズと間違って購入しちゃいました汗ライトノベルってちょっと苦手なんだよなぁ、、、と思い暫くそのままにしていましたが、読んでみたら結構面白かったです。
Posted by ブクログ
クラスでも2番目の美人と趣味を通じて仲良くなる話。
タイトルの通りの設定ですがこの2番目と言うのがヒロインのキャラ付けに上手く作用していて、特に終盤にかけてのヒロインの成長にも繋がっていく書かれ方は自分好みでした。
ストーリー展開も最終的には両想いになるのですが、ちゃんと友達としての描写が丁寧に書かれています。
登場人物は主人公、ヒロインはスタンダードな性格と言えばそうですが、純粋にこんな可愛い友達がいたらみたいなのを味わいたかった僕としては邪魔されずに読めました。
またありがちな陰キャな主人公を人気者のヒロインが庇うみたいなシーンを正義感強めなヒロインの親友にやらせています。ヒロインがそれをしない理由が最後の成長場面で納得出来る形で回収されて上手く設定がされていると思いました。
美少女と仲良く遊ぶみたいな作品を求めている人には特におすすめ出来る作品です。
評価(18)
世界観(2)ストーリー構成(3)設定(3)文章(2)登場人物(4)ジャンルとしての完成度(4)