あらすじ
「いいね!」が直面する不都合な真実
わたしたちが日々生み出す膨大な「データ」は、何を生み、何を壊したのだろうか――。世界の電力の10パーセントを消費するデジタル技術と「スマート」な生活の先にある「真実」とは。気鋭のジャーナリストが世界中を取材してわかったデジタルの暗い断面。
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Posted by ブクログ
現在デジタル分野は、温室効果ガスの総排出量の4%弱。
携帯電話よりスマートフォンのほうが、より希少金属をより多く使っている。
エストニアは、行政サービスの99%はオンライン。
MIPS=物質集約度。身の回りのものは、環境負荷を考えると平均30倍の重さがある。テクノロジーが絡むとMIPSは大きくなる。レアメタルなどがあるため。
低資源から遠のく。
スマホを使うと、必ずデータセンターにつながる。
シェアリングキックボードは、赤字だが人々の行動データで収益を生み出せる。データは黒い金。
データが伴えば、赤字の事業も金のなる木になる。
アッシュバーンは世界のインターネットトラフィックの7割が通過するデータセンターがある。
データセンターは電気の無駄遣い。エネルギーはデータセンターの最大の支出項目。
オランダでは、排熱利用で暖房を賄える。が頼るのは危険。
北極圏にデータセンターが集中している。
ロボットは人間よりも環境を汚染する。指数関数的にデジタル活動を増加させるから。
海底には無数のケーブルが埋まっている。使われなくなったケーブルを引き上げるのは難工事。
伝送技術は、日々向上している。今後20年で伝送のないデータ伝送ができる。
ネットワークが多様化してアメリカの支配が低下。中国の一帯一路の影響。
北極海にケーブルを敷設する計画。
中国の宇宙シルクロード計画。