【感想・ネタバレ】女房を娶らば 花川戸町自身番日記のレビュー

あらすじ

愚かと言われても、夫を想う気持ちは一所懸命――。
拉致された亭主を救うため、妻が江戸に大騒動を巻き起こす!

浅草花川戸近くの橋場町の渡しで追剥ぎ騒動があった。疑われたのは自身番の書役可一が妹のように可愛がっているお志奈の亭主三太郎だった。
三太郎は札付きのろくでなしで、用心棒風体に攫われてしまう。身を案じたお志奈は、単身、仰天の救出行に打って出た!
そこで出会ったのは、病弱の夫を養う浪人の妻、南町奉行の妻――
三者三様の夫婦の絆を描く至高の時代小説。

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Posted by ブクログ

二見文庫で刊行されていたものを加筆訂正したシリーズ2作目で二見版では、これで打ち止めになっていた。自身番日記に沿って事件が記録されるかと思いきや、そうでもなく、可一(一応の主人公あるいは傍観者)の設定が今一中途半端に思える。噺の展開はそれなりに読めるので、ラストで可一の三冊目の草紙本が刊行される、と書かれているので、祥伝社文庫でシリーズ三冊目が刊行されるのか、期待と不安を持って待ちたい。

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2021年11月11日

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