あらすじ
祝・テレビアニメ化 決定!!
テレビアニメ化決定&第70回 小学館漫画賞受賞でマンガ大賞2023大賞と二冠達成で色々おめでたい第7巻!
王島南高校漫研、二年目の挑戦!
コミティアの出張編集部に臨む各々の作品に対する商業誌の編集者の反応は!?
初挑戦の「まんが甲子園」は本選へ進出なるか!?
希望を描く現在。悔恨を描く過去。
創作の二面性に一喜一憂して、苦しみも哀しみも歓びも噛みしめながら進む“まんが道”の物語。
漫画を愛する全ての人に届けッ!!
漫画浪漫成長譚!!!
いきなり自分語りになってしまうんですが、私が幼いころに読んでいた漫画はお父さんが買ってきてくれた『某火影を目指す漫画』と『某魔界の王様を目指す漫画』でした。
新刊を買ってきてもらってもその日中に読み終えて、「新刊まだかな~」なんてずっと思っていましたね。
続きが気になるけど続きがないから1巻からまた読んでの繰り返しで、今見るとカバーは無くなっているわ背表紙は擦り切れているわと無残な姿になっていました。
そんな子供でしたから、アニメ・漫画の影響なんてメチャクチャ受けて、傘を持てば卍解し、鬼ごっこのときは忍者走りで逃げ、壁に指銃して突き指なんてしてました。
中高の頃は頑張って貯めたお小遣いやお年玉を持って本屋に行き、自転車のカゴを読みたかった漫画でパンパンにして、近くのベンチで漫画を読んでいたときが何よりも幸せな時間でした(このときによく途中で買っていたメロンパンの何と美味しかったことか…)。
どんなに読んでも面白い漫画が無限にあって、こんな日常がずっと続けばいいなんて思ってましたね。
そして今。
BookLiveという漫画を取り扱う会社に勤め、このレビューを書いています。
私は本作の主人公である安海 相さんと同じようにあのセリフを、あのストーリーを、あの生き様を読みながら生きてきました。
だからこそ、漫画をひたむきに描くことを選択した彼女をどうしても応援してあげたいんです。
自身とは道は違えど、彼女と同じように漫画が好き好きで堪らない一人として。
彼女を描いた漫画は、彼女が描く漫画は間違いなく面白い漫画です。
是非ともご一読ください。
感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
□終わりが少しずつ近づいてきている。
そんな気持ちを抱いた7巻でした。
【7巻の大きな出来事】
①テッシーがもう1度マンガを
描きたくなってきていること
☆この描写で終わりが近づいてると実感…
②マンガ部各メンバーの課題が
少し具体的になったこと
1️⃣相ちゃん、心ちゃん:技術の改善
2️⃣光ちゃん:野心?強い気持ち?が薄い
(マンガで殺す!!みたいな)
3️⃣がるぅちゃん:自分のやりたいこと と 読者のニーズどちらを優先するか
マンガ部のみんなが別々の課題を持ってくれているからこそ、共感するポイントが広がるし、すぐに解決する課題じゃないから「まだ!まだ!終わらないよね!!」と安心させてくれます笑
□もう31歳になったからこそ
元気をもらえる漫画なんじゃないかと
感想を打ちながら考えています。
特にがるぅちゃんの悩み(やりたいことが世間のニーズと合致してない)のように「これ!わたしの悩みやん!」と叫びたくなりました笑
やりたいことがなかなか満たされない気持ち、どんどんやりたいことがわからなくなってくる感覚を思い出します。
改めて『これ書いて死ね!』は何度も読み返すなかで、いつの間にか大事にしなくなった気持ちを思い出させてくれる大切な漫画なんだなぁとほっこりします。
次巻も楽しみにしてます!!