【感想・ネタバレ】妹はカノジョにできないのにのレビュー

あらすじ

桜羽雪季は世界一可愛い妹だ。中学生ながらモデル顔負けの美少女で、胸の発育もばっちり、おまけに性格も良い。

「ゲームやりましょう! 今日こそはお兄ちゃんをボコしちゃいますよ!」
「ふふふ、どうですか? お兄ちゃんの好きそうな服を選んでみました」
「お兄ちゃん、一緒にお風呂に入りましょ? たまにはいいじゃないですか♪」

だけど、家ではまだまだ子供。
俺にとってはいつまでも可愛い妹だし、兄妹のスキンシップを楽しんでるだけ。
そう思っていた……。

だけどある日、俺たちが実の兄妹じゃないと衝撃の事実が明らかに!
妹はカノジョにできないはずだった……でもこれじゃ、話が違う!?

何があっても最後には“絶対に”妹と結ばれるラブコメ!

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ネタバレ 購入済み

次巻を含めて一編の物語の前半?

試し読みの範囲ではブラコンの妹とシスコンの兄とのカナーリ禁忌に触れる様な内容かと思って本編を読み始めましたが、最終章でまさかの展開で唖然としてしまいました。

雪季と春太は仲良し兄妹の限度を軽く飛び越した二人、その実態は二人が幼い頃に父母同士の再婚により血の繋がらない義兄弟となった縁なれど、二人の中が一線を越えてしまう前にと両親に引き裂かれてしまう程の異常さ。
互いに受入れられない状況なれど、春太は晶穂や周囲の支えで表面上は持ち直しつつも…、そんな中で雪季の状況に気付いてしまった春太の行動は…。
カノジョの様な存在になっていた晶穂とは一線を越えていた春太にとって、父・真太郎と晶穂との会話の衝撃は…

1話完結かと思い気楽に読み進めて終わってみれば、どうやら物語の中盤で切られてしまったみたいな
2巻も読まないとスッキリしないかな~

#ドキドキハラハラ

0
2023年10月14日

Posted by ブクログ

【その甘い関係は業が深けれど、君とは必ず結ばれる運命】

ある兄弟の業と愛を描いた物語。

距離が近すぎるからこそ、歪んだ関係にある兄弟。
熱烈なスキンシップを図る雪季に戸惑いながらも拒否出来ない春太。
周囲はそんな彼らの関係を歪だと揶揄し、引き離そうとする。
しかし、関係が厳しくなる程に、二人の絆は深く強くなる。
そんな折に兄弟にまつわる秘密が発覚し、状況は二転三転し、過酷な運命に翻弄される。
雪季が危機に陥った時、一番に駆けつける兄らしい一面を見せた春太は、血の繋がりがあろうがなかろうが。

変わらぬ想いを打ち明けるのだ。

0
2022年12月31日

Posted by ブクログ

ネタバレ

兄弟仲が凄くよい2人が、ある日突然、実は親は再婚同士で2人の血はつながっていない、という複雑な家族状況を知らされて、2人が離れ離れになる所から始まる恋物語。
タイトルの『のに』が非常に秀逸。これがなかったら、普通の面白いラブコメで終わっていたと思う。如何にもゲームシナリオでありそうなお話で、ゲームシナリオで多くの活躍なされている鏡遊先生らしい作品と感じた。

0
2022年11月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

重い!重すぎて潰れるわ!あらすじからは予想出来ん重さやったわ。あらすじの最後の妹がどっちを指しとんかは凄く気になるけど、まあ妹と幸せになってほしいわ。

1
2022年05月10日

Posted by ブクログ

うぉ??うぉ、、、おおお、、、んん。。。
久しぶりに評価しづらい作品が来たぞ
『雪季』は確かに最高の妹なんだけど。。。
タイトルが複雑すぎる

うーん、全部読んでからだな
でも引き込まれる。引き込まれるんだけどなぁ。むずむず

相変わらず鏡遊先生にもてあそばれている感

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2023年06月03日

Posted by ブクログ

この春太と雪季の兄妹、距離が近いなんてレベルじゃなくない……?同じ部屋で寝起きしているだけでもアウトだというのに、一緒に入浴してたりするのは兄妹の枠からかなりはみ出している…
部外者が野次馬根性で知ったら、余計な想像をしかねない関係性。当の二人が一線を越えずに済んでいたのはそもそも二人の間に『線』が無かったからなんだろうなぁと思ったり
小さい頃から何をするにも一緒な仲の良い兄妹がそのままに育ってしまったら、男女という『線』が生まれずに済んでしまう事も有るのかもしれない

だからその二人の関係が壊れてしまうとすれば、そこに『線』が生じてしまう事で…
突然訪れる親の離婚と知らされる血縁の秘密、それは自分達は兄妹でないと強烈なまでに突き付ける現実だね。実は仲良し兄妹ではないから、自分達は普通じゃないし、「お兄ちゃん」と呼ぶのも可怪しいかもしれない
そうして『一線』が出来てしまえば、二人は男女として互いを見る感情も生まれて駆け落ちだとかキスだなんて話が出てくる。ただ、知らされたばかりの二人には一線を越える覚悟はまだ無いからあやふやなままで別れることになってしまうと…

序盤ではあれだけの仲の良さを見せた春太と雪季が親の都合に拠ってあっさり別れる展開はキツいものが有るね
春太だけだったら抜け出せない底なしの落ち込み。そこから抜け出すのを手助けするのが晶穂となりますか
空気を読まずストレートに物を言う。雪季とは違った形で春太に感情を真っ直ぐに向けるタイプ。ある意味、偽りが少ないと知れるから彼女の慰めを受け容れられる
その中で問題だったのは晶穂の慰めの中に交際が含まれていた点か。また、別の問題として春太がどうしようもない程に雪季に依存していたから、雪季と離れた生活に我慢できなかった点もあるだろうけど

晶穂との交際がスタートした辺りから本作の雰囲気は歪み始めるね
春太は晶穂や時間経過のお陰で元の活力を取り戻せたし、表向きは晶穂と付き合っているのだから離婚の衝撃を乗り越えられたかのように見える
その裏では雪季を取り戻す為に企てを進めているし、冷泉等を巻き込んで雪季の日常に変化がないかチェックしている。それでいて晶穂とはヤることヤッているのだから春太の日常は何処か壊れている

安定しているようで罅だらけな春太の精神。そこに雪季関係で衝撃を与えれば決壊するのは当たり前で
いや、それにしても傍に居た晶穂を放置して、更には徹夜で遠方まで向かうとは思わなかったけど。春太って倫理観が可怪しいだけでなく行動力までどうかしているね
まあ、そのお陰で雪季のピンチに間に合ったのだけどね

妹の危機に兄が駆けつけた構図。けどあれだけ出来すぎた形だと、むしろヒーローの登場により救われるお姫様っぽさがある。そうなると自分達の間に『一線』が有る事を理解していた二人がそれを越えようとするのは自明の理なわけで
なのに本格的な部分を越えなかったのはどういう意味を持ってくるんだろうね。互いに自分達は兄妹でないと知っている。普通以上の感情も抱いている。なのに越えなかった

最終的に雪季は春太の家に戻ってきてめでたしめでたしといった運びだけど、二人の間に存在するどうしようもない歪みはこれからどうなっていくのだろうね
また、ラストにて登場したもう一人の『妹』は春太にとって新たな歪みとなりそうで次巻の展開が少し恐ろしいけど、楽しみな感じ…

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2022年09月25日

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