あらすじ
私…『君が恋人ったらシークレット』という乙女ゲームに転生してしまった。
しかも、唯一の悪役令嬢クレリットとして――。
このゲームは軽くて婚約破棄、重くて斬首ルート。だから目指すは死亡回避。
そもそも婚約しないように、ヒロインにも近づかない、など幼少時からかなり頑張ってみるが……。
大公令嬢クレリット・エルランスは、学園の卒業パーティで婚約者である第一王子アーサー・エルドラドンから婚約破棄を宣言される。
頑張った結果、冤罪も認められられたけど、家名剥奪の上国外追放にされた――。
……けれど大丈夫!!
なぜなら私の想い人は王子ではなかったから。
恋人とふたり、平民で幸せに暮らしますっ♪♪
感情タグBEST3
ゲーム要素は薄い
流行りの婚約破棄転生ものです。ヒーローが攻略対象だったわけではないのでゲーム要素が薄く普通の恋愛小説として楽しめました。しかしヒロインがかなり賢くて自身で未来を切り開くために努力するのが素晴らしかったです。もう少しヒーローとの絡みが多いと良かったです。あと二人が去ったあとの王都や社交界がどうなったかもう少し先も知りたい気がします。
匿名
とても安心して読めた
(一部キャラを除き)軽く、心穏やかに読める安心感にある作品です。
悪役令嬢が断罪ではなく
死を逃れるために奮闘した物語。
それは自身の幸せよりも、他の誰かのため。
大きな意外性は無いですが
断罪劇と一世一代の告白の後には
悪役令嬢の努力と積み重ね
それを見守る周囲の人々の想いが少しずつ語られ
暖かな気持ちにさせます。
(王子周りの逆断罪組除く)
いわゆる悪役令嬢のテンプレなざまぁ物語。自分を蔑ろにする婚約者とゲームのヒロイン、攻略対象者たちを完膚なきまでに打ちのめし、従者と幸せになります。結局第二王子は何だったのか、エルの呪いの設定は必要だったのかなど、いろいろ疑問は残りますが、さっと読むには良いのではないでしょうか。