【感想・ネタバレ】あと一歩、そばに来てのレビュー

あらすじ

拐かされた王女と指のない世話役の男、ふたりの声なき囚われの時間。
平凡な女性とストーカーで変質者の男の10分間。末期癌と宣告された最愛の妻との半年間。

公開即100万PVを記録した『大好きな妻だった』を含む計7篇の作品を収録し
224ページの大ボリュームで、待望の書籍化。

■収録作品
『その時がきたら』
『10分後に警察は来た』
『初夜はつつがなく』
『よかったね』
『楽園』
『悪くはねえけど』
『大好きな妻だった』

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泣ける

一話目の「その時が来たら」は名前のない男性が少女マンガみたいな男前じゃないのがすごくよかった。リアルでそして悲しい。キラキラしてないリアルなローマの休日かな。たぶん、婚約者は王女を一生大切にしてくれるし、王女もイヤな大臣?らに神経使いながらも、穏やかな家庭を築くんじゃないかな。激しい恋心には蓋をして。彼が王女をどう思っていたかは作品中からははっきりしないのだけれど、すべての作品を読み終わってから、裏表紙の絵を見て、泣かされた!

1
2024年02月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

その時が来たら、初夜はつつがなく、よかったね、楽園、大好きな妻だったと、ほぼ全て読み返したいと思える。
初夜はつつがなくはページをめくった時のコマのスピード感がとても良い。
大好きな妻だったは本当に泣けた。危篤状態の人への愛と、入院の間、いつ悪化するのか分からないし上手くコミュニケーションできない辛さから解放された時の安堵がよくわかる。やっぱり愛した人が亡くなるのは悲しいが、生前の関係性によって悲しみが変わってくる。

1
2022年05月22日

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