あらすじ
知らない乙女ゲームの世界に転生したエマニュエルは、気が付けば悪役令嬢として断罪されていた。
しかし、言い渡された罰は国で一番ブサイクな辺境伯・ルースとの婚姻!
初めて会った日に自分の身を顧みず助けてくれた彼に気持ちが募るも、美醜感覚が前世と異なる価値観のせいでルースは自信を失っていて!?
「ご無理をなさらずとも大丈夫ですよ」
人格も容姿も最高にいいのにもったいない──この恋、私が叶えてみせる!
特別書き下ろし短編「着せ替え、堪能、ついでに布教!」を収録。
感情タグBEST3
かわいいおはなし
コンプレックスって他人からみれば「え、それが?そんなことがなぜ?」と感じることが多々あるけれど、国を挙げての共通認識になると差別の原因になるんだなーと思いました。ヒロインがおおらかで「好きなものは誰になんと言われようが好き」を貫いていて気持ちよかったです。
本当に乙女ゲームだったのかな?
髪や瞳の色が黒に近いほど美形で、色素が薄いと醜いという独特な世界。
ヒロインのエマ、愛嬌のある顔(そんな母に似ている)だと自己評価をしていますが、絵師様の力量なのか十分可愛いですよ。なので、イラストでも楽しませて貰いました。
ルースはね……うん。そういう世界でそういう扱いをされていてば、そういう考え方になってしまいますよね。頑なすぎて苛々してしまいますが、もう仕様がないです。
エマに好意を持っている人達にくらいは、エマはルースと結婚できて本当に幸せなんだと解って欲しいですね。
あと、結局この世界って本当に乙女ゲームだったのかしら?
違うと思うなぁ。乙女ゲームだったら、美醜観はプレイヤーに合わせないと意味がない(売れない)。
匿名
もっと早くヒロインの思いを信じてあげてよってめっちゃ焦れた。ずっと美醜感覚が違う世界で酷い扱いされてたらしょうがないのかもしれないけど読んでて待てなかった。
ヒロインのヒーロー大好き〜な感じはかわいい
生まれてからずっと、ブサイクだと言われ続ければ、コンプレックスの塊りになって当たり前。
しかも、優しくて、人を気遣える人なら。
ヒロインが、素敵、素敵と言い続けても、ちょっとやそっとでは信じられないでしょうね。
でも、ヒロインは、彼の心に張った厚い氷を、ゆっくりと溶かしていく。
癒されるお話でした。
髪の色がブサイクの基準って、最後まで
しつこく自分自身に自信が持てないヒーロー。少し同情しましたが、ハッピーエンドに安心しました。
ストーリーはうまくまとめられています。
子供の頃からブサイクと言われ続けネガティブ思考まっしぐら、というか、
自分を守るために防衛線をはらざるを得なかったんだろうなぁというヒーロー。
最後の最後でようやく夫婦として向き合えるようになって良かった良かったとは思うものの、
これからが激甘夫婦生活になるのに~というところで終わりました。
結局結婚式もまだだし、次巻、期待してます!