あらすじ
動物島に捕えられているりゅうの子を助けるため、エルマーは冒険の旅にでかけます。広がる空想、ユーモア、リアリティー。幼年童話の最高峰の一つとして読みつがれています。
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Posted by ブクログ
ノラ猫から聞いた竜を探しにどうぶつ島に向かうエルマーの物語。
タイトルそのままの『冒険』が楽しい。最初のノラ猫とエルマーと母親のやり取りもコミカルだった。
どうぶつ島に行くまでも、どうぶつ島にたどり着いてからも全部がワクワクする楽しい物語。エルマーが知恵を使ってピンチを切り抜ける様子も楽しい。持って行った道具も何に役立つのかと思えば、そう使うのかと驚かされる。
子どものための物語。
母親が少し意地悪な気もしてしまうけど、大人になるとこの言い分も大げさだけど分からなくはないんだよな。
子どもにお勧めの本にされてる理由がよくわかった。私もこの本は子供にお勧めする。読みやすくて楽しくてワクワクした。
みかんが食べたくなる物語。
ごちそうさまでした。
Posted by ブクログ
知らない人はいないんじゃないかと思うくらい有名な本。
としとったのらねこを養ってやったエルマーは、ねこからどうぶつじまにとらえられているかわいそうなりゅうの話を聞く。助けてあげれば、空を飛べると言われたエルマーは、早速りゅうを助けに向かう。ねこのアドバイスで、チューインガムやももいろのぼうつきキャンディ、わごむ、長靴、じしゃく、歯ブラシと歯磨き粉、虫メガネ6つ、ジャックナイフに、クシとヘアブラシ、そして、リボン、クランベリーいきと書いた袋という、なんとも不思議な荷物を持ってどうぶつじまに行ったエルマー。この、不思議な荷物を上手に使ってりゅうを助けるお話。
お母さんがエルマーをムチで打つとか、そもそも密航だよねとか。よく読み返してみると、最初はエルマーの息子が語り始めたのに、いつのまにかエルマーの話になってて不思議。
ぜひ、再読してください。
Posted by ブクログ
本が苦手な又甥に、何を薦めるべきか?
あれこれ悩んで、読みやすくて面白い本を読み直して検証してみている。3部作。
地図や絵が物語を盛り上げてくれて、ともかく面白く読んだ。
空から落ちて捕らわれてしまった子どものりゅう、しゃべるとしよりネコ、たてがみがからまっちゃうライオン、ぼうつきキャンデーをしっぽにつけて一列になって橋になるワニ…。
古い本なのに、今読み直しても古臭くなく、わくわくする。旅に準備するものが、どんなふうに役立つのかなど、次々と解明されていく細かな仕掛けも、わくわくする。ベストセラーとは、こういうものだなあ。
実は、この物語は英語版も読んでいる。
でも、細かな内容を忘れていた。これ、1,2冊目は「続きもの(前編・後編)」なんだな。で、3冊目が「続編」なんだな、とわかった。プレゼントするなら、1,2冊目まではセットでないとダメだな(もちろん3冊セットがあるのも知っているし、それがベストなのもわかるけど、まず1,2冊まで読んで、面白くて、次が読みたかったら、自分で3冊目を探してもらうのが良い感じ)。
ちなみに、英語版を読んだ時に、島に生えている植物がマングローブだったことに気付いた。イラストにも胎生種子が描かれている。