あらすじ
こんな悩みを「低GI食」が解決してくれます。
・睡眠不足でもないのに、食後しばらくすると眠くなる
・頭が働かずに、一度覚えたこともすぐ忘れ、仕事や勉強の効率が悪い
・夕方になると集中力切れ、やることがあるのにやる気にならない
・試験になると頭が働かなくて、実力が発揮できない!
これってやる気がないから? 能力が足りないから?
仕事や勉強に対する意識が低いから? 意思が弱いから?
いえいえ、決してそうだとは、限りません。
問題は食事の場合があるのです。
考えたり、記憶したり、計算したり、思い出したり、
脳を働かせるのには、エネルギーが必要です。そして、
そのエネルギーは、食事でしか補充できません。
「エネルギーを補充することが大切なら、とにかく食べればいいの?」
といえばそうではありません。
質の悪いエネルギーを摂ってしまうと、どんなにエネルギーを補充しても、
脳は瞬間的にエンジンがかかるだけで非効率的な状況になってしまうのです。
長時間続く仕事や勉強でベストパフォーマンスを
出すためにはどうすればいいか?
これまで13年ほど仕事やスポーツで成功している人たちを
研究してきましたが、共通するのは、
「日々の食事に気を遣っている」ということです。
そして、最新の脳科学・生理学・行動科学の世界のリサーチから
わかってきた脳のパフォーマンスを高める1つの方法。
それが……
「低GI食」をうまく利用することなのです。
これまで、低GI食は、健康効果ばかりが注目されてきました。
しかし、最新の研究で血糖値の急上昇を抑えて長期間、脳にエネルギーを
与え続けることになるため、
低GI食を摂ることが、学習効果(継続的な集中力や記憶力)アップにつながる
ことまでわかってきました。
仕事をしている方は作業の効率がUPする。
学生や受験を控えている方は、記憶力や集中力UPに。
また、つい昼寝をしてしまい、家事が残ってしまいがち!
というお悩みの解決にも低GI食は役立ってくれます。
食事は私たちの脳に影響して、人生の質を変えてくれます。
本書で紹介する低GI食が、少しでも皆さんのお役に立てるとうれしいです。
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Posted by ブクログ
脳科学者が書いたというところがポイント。
集中力を上げるための食事と習慣がわかる。
以下、内容の抜粋。
・血糖値を一気に高める食事→血糖値スパイク→
逆に低血糖状態に…→集中力の低下・平常心×
(太りやすくもなる…)
・低GI(血糖値を急激に上げない)の食事をする
低GI食材の見分け方
・炭水化物は「白」より「黒」
例:白米よりも「玄米」小麦よりも「ライ
麦・全粒粉」うどんよりも「そば」。
あと「春雨とパスタ」は低GI。
(ただし白米も冷めれば低GI)
・食物繊維が多いもの
・食べる順番でも変わる!
「ベジファースト」「ミートファースト」「フィ
ッシュファースト」でも血糖値は上がりにくい
・間食もうまく活用!
我慢して空腹→一気に食べる→急激な血糖値
上昇→血糖値スパイク→急激な血糖値低下
それなら間に食べた方がいい!
※オススメは…
「高カカオチョコ」→低GI+BDNF増加
「ナッツ」→低GI+ドーパミン増加
・低GIは毎日じゃなくていい!
→今日は集中したいといい日に使う!
・朝は低GI+「トリプトファン」を摂取
トリプトファンの摂取
→セロトニン(幸せホルモン)の分泌
→メラトニン(睡眠ホルモン)への変換
例)魚介・肉・乳製品・卵・豆類・ナッツ
※書いてないけどバナナも良いみたい
・夜は低GI+「グリシン」を摂取
グリシンの摂取
→深部体温の低下→入眠がスムーズに!
例)魚介類:エビ・帆立・イカ・カニ
動物性コラーゲン:牛スジ・鷄軟骨
・その他の脳に良い習慣
a.油は「EVオリーブオイル!」
→シナプスの活性化(学習・記憶UP)
b.週3回は「魚」を食べる(オメガ3)
→脳の神経細胞の活性化・血流改善
c.運動
d.作業の前に「水』(250〜300ml)
→集中力・記憶力UP
e.作業の後に「コーヒー」(カフェイン)
→記憶の定着
f.「ペパーミントティー」の活用
→記憶力UP(ノーザンブリア大学の研究)
g.甘味は「フラクトオリゴ糖」で!
→砂糖と違い、血糖値を上げない
h.「感謝」する
→セロトニン・エンドルフィン・オキシトシ
ンの増加(幸せ・平常心)
→ドーパミンの増加(やる気)