あらすじ
手塚治虫の漫画制作の現場を1話8Pのショートで描く。作品では、『BARレモンハート』等で人気の漫画家・古谷三敏が手塚のアシスタントとして過ごした3年程の間に起きた出来事が描かれています。巷に伝わる伝説的エピソードの真偽や、誰にも知られていない話、手塚のプライベートが赤裸々に描かれます。
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とても面白かった
手塚治虫さんのアシスタントをなさっていた時の、色んなエピソードを興味深く拝読しました。
現代の漫画では失われた手塚治虫さんの、漫画に対する真摯な姿を見て取れ、一気に読んでしまいました。
漫画に対する思い入れは、作者それぞれあると思いますし、どれが正しくてどれが間違えているとは言えないと思いますが、本当に楽しく読むことができました。
Posted by ブクログ
故手塚治虫のアシスタントを4年半勤めた漫画家の著者が語る手塚先生との思い出エッセイ。
手塚治虫の天才っぷりと、それゆえの非常識っぷりに興味をひかれまくる。特に、劇画を毛嫌いするエピソードは納得。手塚治虫にとって、マンガは子供のものであり、犯罪やセックスシーンのある劇画は理解できなかったんだろう。
また、著者は手塚治虫のアシスタントを経て、赤塚不二雄のアシスタントも勤める。手塚・赤塚という漫画界の巨頭と接した、貴重な「歴史の目撃者」でもある。
Posted by ブクログ
手塚治虫さんのアシスタントさんからみた、ほんわかした人間味感じるエピソード漫画。
ピアノが弾けたのは知りませんでした。
多趣味で知識欲、芸術欲もすごい人だったんだなぁ、と改めて驚く。
Posted by ブクログ
古谷三敏さんの手塚門下時代の証言。例の壁村伝説の真相もわかったし、革命を愛する「スマートな資本主義者」としての矛盾や、天才ならではのわがままな言動も、ニヤニヤしながら許せてしまうところさえ人徳なのかも。