【感想・ネタバレ】遺跡発掘師は笑わない 三体月の呪いのレビュー

あらすじ

「天才発掘師」の噂を聞きつけた地権者から依頼を受け、和歌山へ赴いた無量。平家の落人伝説が残る、風光明媚な町だ。
しかし、意気込んで向かった発掘現場で、無量の身に立て続けに不穏なことが起こる。
聞こえるはずのない声が聞こえたり、誰かに腕を掴まれたような気がしたりするのだ……。

不穏な気配を感じながら発掘作業を進めると、現場からは経筒(きょうづつ)が出土した。経巻を保護するための筒形容器だ。
経筒から出てきたのはなんと、人形の頭(かしら)。
それを知った発掘現場の同僚で元舞台俳優の佐分利亮平は、無量を家に招く。

佐分利家には、「道成寺雛」という内裏雛が代々伝わっていた。
その雛人形を見た無量はぞっとする。女雛には頭がなかったのだ……。

経筒の中に入っていた頭はその女雛のものなのでは、と疑う亮平に、
カメケンチームは結託して、この内裏雛の謎を解こうとするが、そんな最中に亮平が事故に遭う。

背後には「安珍清姫」伝説や、佐分利家に伝わる「三体月の呪い」の言い伝えも絡んでいそうで……?

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aaa

ネタバレ 購入済み

鬼の手は.....

やっぱり水菜先生の密教物は面白い。
読んでいくうちに、あれはそう言う伏線なんか〜
と思う所が一杯。
でも無量の鬼の手はどうなったのだろう。
空海が持っていったんだろうと思うが…JKは鬼の手が無くなった無量には感心が無くなるのだろうか?
次巻が楽しみです。

0
2021年11月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

護摩行と能の共演は、クライマックスだったこともあって迫力も段違い。
読んでいるこちらも魂抜かれる思いがした。
それを見事に描写してしまう筆力、恐るべし。

今回はファンタジー要素が強かった気が。
鬼を抜かれた無量。
これで敵方が諦めてくれるといいのだけれど。
今回も動きがなかっただけに怖い。

0
2022年09月06日

ネタバレ 購入済み

能の後継者争いから、安珍・清姫伝説、もう一人居た清姫、空海の秘法、経筒、と、限りなく広がって行く。怨敵降伏、国家安泰としか書けなかった願意、虚構だらけだとしても、歴史のロマンを感じるな。

0
2025年06月29日

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