【感想・ネタバレ】ドッグデイズ 警部補 剣崎恭弥のレビュー

あらすじ

「このミス」優秀賞作家発、“警察小説の王道”

連続殺人鬼、死刑執行さる――。犠牲者は全て女性、遺体を西洋人形に模して遺棄した犯人・雛形に、二十年の時を経て正義の鉄槌が下った。
だが執行を機に、新証拠の存在が報じられ、さらに当時の捜査担当が遺書で証拠捏造を告白して自殺……。冤罪だったのか?
同級生が犠牲となり、今は神奈川県警捜査一課警部補となった剣崎恭弥は、真実を求め単独捜査に乗り出す。

この刑事、“アブナイ”! 「神奈川の狂犬」と呼ばれる男が真実だけを追い求める新シリーズ!

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Posted by ブクログ

サスペンス&推理物な内容。どんでん返しがいくつも仕掛けられており、読み進めるたびに展開に驚きがある。
ラストは少し謎が残り、読者に想像を任せるような終わり方なので、賛否は分かれると思う。
登場人物が多めなので、人物名が覚えられない自分としては、各登場人物の役職やキャラ付け、過去どんな発言をしていたかが分からなくなることがある。

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2022年07月01日

Posted by ブクログ

組織のルールに縛られない型破りな刑事ものは珍しくないものの、中盤までは事件捜査の過程と剣崎の過去の経験や病気の事情がバランスよく描かれていて読み応えがあった。県警の規律派とのありがちな確執や仲間たちのサポート振りも良かった。
だけど、どうして最後にここまで滅茶苦茶な真相にしたのだろう。もはや意外性の枠を越えてしまったのが残念でした。

0
2022年05月21日

Posted by ブクログ

連続殺人鬼、死刑執行さる―。犠牲者は全て女性、遺体を西洋人形に模して展示した犯人・雛形に、二十年の時を経て正義の鉄槌が下った。だが執行を機に、新証拠の存在が報じられ、さらに当時の捜査担当が証拠捏造を遺書で告白して自殺…。冤罪なのか?同級生が事件で犠牲となり、今は神奈川県警捜査一課警部補となった剣崎恭弥は、真実を求め捜査に乗り出す。過去に負ったトラウマから犯罪を憎み、単独捜査も辞さずに犯人を追い詰める一人の刑事の姿を描く、正統派警察小説。

一人の刑事がここまで暴走すると、もはやリアリティの欠片もないが、物語としては読ませます。
シリーズ化されそう。

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2020年12月20日

Posted by ブクログ

柏木伸介『ドッグデイズ 警部補 剣崎恭弥』祥伝社文庫。

初読み作家の警察小説。終盤の次から次へと明らかになる真実と驚愕の展開には疲れた。終盤は余りにも詰め込み過ぎで、辛うじて僅かばかり残っていたリアリティが全て消えてしまったように思う。そもそも冒頭からして有り得ない事実と偶然ばかりでつながったリアリティの無いストーリーだったのだが……

20年前に連続殺人の罪で死刑判決を受けた雛形紀夫の死刑が執行される。雛形は若い女性たちを殺害し、遺体をビスクドールに模して展示するという猟奇的な犯行を重ねていた。雛形の死刑執行後、雛形と同じ手口の殺人事件が発生し、雛形を自供に追い込んだ刑事が雛形の冤罪を示す遺書を遺して自殺する。同級生が雛形の犠牲になったことを切っ掛けに警察官となった神奈川県警捜査一課警部補の剣崎恭弥は単身この事件の真相を追うのだが……

神奈川の狂犬で『ドッグデイズ』という臭いタイトルにも苦笑。

本体価格750円
★★★

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2020年12月14日

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