あらすじ
ほんの2分ほどのお昼のニュースで流れたのは、弟の死を伝えるものでした。
職人気質でお酒を飲むと財布のヒモがゆるくなる父、
肝が据わっていてよその子でも平気でしかり飛ばす母、
思春期をこじらせて素直になれない姉、
そして自由奔放でヤンチャだけど誰からも好かれた弟。
どこにでもあるような家族の風景が、
警察からの一本の電話によって一瞬にしてもろく崩れ去ることに…。
肉親を突然失ったある家族が、
再び歩き出せるようになるまでをつづった
描きおろしオリジナルコミックエッセイです。
感情タグBEST3
生きている今を大切にしたい
ふと毎日のように流れる悲しいニュース
当事者じゃなければその時の悲しいニュースで終わってしまう日常のテレビごしの数分間。
漫画でより伝わる作者の経験談をみれたことを無駄にしないように、生きている自分、大切な誰かとの時間を後悔なく生きようと思いました。
全てが当たり前じゃないことを、その全てが急になくなる可能性が誰にでもあることを忘れてはいけないと改めて思えた作品です。
Posted by ブクログ
私の弟も急に亡くなった。 作者はすごいと思う。 当時のことを克明に思い出すのはPTSDを発症してもおかしくない。 過去を何度も思い出すのは、再体験になる。 よくぞ書いたと思う。 弟への愛、恩返しなのかな。
Posted by ブクログ
親の苦しみと自分の苦しみを味わうってまさにそう。
兄弟が一番しんどいって言いたいわけじゃなくて、そういう種類の悲しみもあるよっていうこと
うちの母親が弟を事故で亡くした時にも、母の亡くなっていた祖母が霊体で出てきたそう。
私は知ってた、止めようと思ったけど止められなかったって言ってたみたい。