感情タグBEST3
小学校高学年時のトラウマからかなり強い女性不信を抱く事となった末久根悠。
気ぃ遣い過ぎの八方美人から押寄せる好意という名の見えない暴力に殻を閉じた月城碧。
小学校四年生の時の引越しで離ればなれになった仲の良かった幼馴染の二人は、高校進学並びに碧の親の海外赴任で物理的には極近い距離となりつつも、その関...続きを読む係性の再構築は容易くはなく…。
それから数ヶ月、周囲からは「もう、友達じゃなくない?」と言われるも、二人にとっては友達は恋人より心地良い関係。
何やかんやで行き着いた「男女間での親友関係」、他人に理解されなくても、二人にとっては…。
気負うことなく読み進められ、アッという間に読み終えてしまいました。高校生が「付き合う」ということ、「彼氏・彼女」になること、一緒にいて仲良くしていたいこと、束縛すること・されること、我慢すること・させること、相手を想う気持ち・自分のことを考えてくれる気持ち、それをどう言葉にするか、どう行動してつたえ...続きを読むるか、いろいろ考えさせられますが、このお話では2人が納得していればどんな言葉で表される関係と思われてもいい、ということなのかな。でも、2人が共に同じように納得するということが一番難しいような気がします。次巻を楽しみにしていますが、終わりかたとしては完結しているような感じもして、ちょっとさみしいかな。