あらすじ
無愛想だが、涼しげな美貌で一目置かれる俺の幼馴染、月城碧(つきしろ あおい)。
俺は彼女と同棲する中で、学校とは違う可愛い姿を段々と知っていく――
親の都合で、同居が始まった春。
再会した月城はホラー映画に怖がっていた。
そういえば、月城はビビりだった。
夏はイベント盛りだくさん。
特に海では、泳ぎが苦手な月城が、赤面しながら頼ってくれた。
秋の文化祭は、クラスから離れて二人だけの閉会式。
小学生の頃も、同じように集団から離れて二人だけで居たことを思い出した。
そして、冬。意を決した月城から、クリスマスデートに誘われて――
友達から始まった関係が、幸せに向かって変わっていく。
女性不信な俺とクーデレな彼女。二人の春夏秋冬を綴った、”同居青春小説”。
感情タグBEST3
小学校高学年時のトラウマからかなり強い女性不信を抱く事となった末久根悠。
気ぃ遣い過ぎの八方美人から押寄せる好意という名の見えない暴力に殻を閉じた月城碧。
小学校四年生の時の引越しで離ればなれになった仲の良かった幼馴染の二人は、高校進学並びに碧の親の海外赴任で物理的には極近い距離となりつつも、その関係性の再構築は容易くはなく…。
それから数ヶ月、周囲からは「もう、友達じゃなくない?」と言われるも、二人にとっては友達は恋人より心地良い関係。
何やかんやで行き着いた「男女間での親友関係」、他人に理解されなくても、二人にとっては…。
次巻が楽しみです
気負うことなく読み進められ、アッという間に読み終えてしまいました。高校生が「付き合う」ということ、「彼氏・彼女」になること、一緒にいて仲良くしていたいこと、束縛すること・されること、我慢すること・させること、相手を想う気持ち・自分のことを考えてくれる気持ち、それをどう言葉にするか、どう行動してつたえるか、いろいろ考えさせられますが、このお話では2人が納得していればどんな言葉で表される関係と思われてもいい、ということなのかな。でも、2人が共に同じように納得するということが一番難しいような気がします。次巻を楽しみにしていますが、終わりかたとしては完結しているような感じもして、ちょっとさみしいかな。
Posted by ブクログ
2巻完結。主人公は視界から外して月城さんのお姿だけ見ていたい。
赤彫と湯田ちゃん交えてのグループデートの場面が一番楽しい。湯田ちゃんが可愛い。湯田のミルク!