【感想・ネタバレ】レッツゴー怪奇組 4のレビュー

あらすじ

「ハーーーッ!!」迫り来る未曾有の怪異!

ドッペルゲンガーの恋、死神の来訪、シビンとの別れ…?!

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

ネタバレ

 第一回人気投票が発表された4巻である。
 めでたく彼が首位を取るも、2位のメチャ子とは僅差。第二回も彼が首位を守り続けるかは神のみぞ知る。

 シュラ子幼女(3位)やオカルト研究会代表(5位)、4巻登場のゆきんこ(6位)といった人気が理解できる女性キャラが上位にランクイン。
 一方、サインポール(4位)、カッパ巻き(8位)、カニチャーハン(10位)といった面々が上位なのは、さすが怪奇組だろう。

 っていうかシュラ子本体、ゆきんこどころかサインポールにも負けてて、読者は草を生やすポイントである。(7位)


 さて、今回も楽しく読ませて頂いた。
 描き下ろしでさらなる(人気が出そうな)キャラが顔を見せているが、「何色が好き?」(34話)のように有名な怪談(都市伝説?)なども収録されている。
 幽霊見たり枯れ尾花の「悪霊くん」(33話)、あるいは怪談風味のオチが味わい深い「友よ、さらば」(35話)など、相変わらず良い味の怪談が勢ぞろいだ。

 ホラーテイストが色濃い「遠まわり」(38話)、やかんを巡る優れた掌編の「何者」(37話)と、幅も広い。

 その一方、少しインパクト面ではやや弱さも感じてしまった。
 今少し胸に迫るような人情エピや、あるいは恐怖を催す本格派エピが一つ欲しかった印象がある。
 誤解のないよう付け加えるが、全体を通して面白かったのは間違いない。
 ただ、「このエピが白眉だった」と言いづらい、ある種の安定感があった巻だと思う。

 というわけで、今回は星四つ半相当と評価したい。
 シュラ子が色っぽいので(※ドッペルゲンガー含む)、そこで星半個足すか悩んだが、ここは素直に評点しておいた。
 ただ、冒頭の31話表紙のシュラ子は本当に色っぽくて素敵なので、個人的にお勧めしたい。

0
2023年05月10日

「青年マンガ」ランキング