【感想・ネタバレ】生き残った6人によると 6のレビュー

成田空港に到着した飛行機に乗っていた一人の感染者(ゾンビ)。
そこから静かに、しかし爆発的に感染が広がる中、千葉の幕張を訪れていた17歳の女子高校生、梨々(りり)はゾンビに追われ、近くのショッピングモールに逃げ込みます。

ショッピングモールに立てこもった生存者は梨々を含めて8人。
会社経営者、YouTuber、登山家、モデル…等々、様々な肩書きの男女が4人ずつ。
そこで追い込まれた生存者達のサバイバル生活が始まるのかと思いきや、「今時の若者」らしい生存者達は、水や食糧をめぐって争うこともなく、関係性が多少変わることはあっても意外にも結束(?)も崩れることはなく、日々の生活はなんともゆったりしています。
時折発生するゾンビとの遭遇や闘いを経ても元のゆるい生活にあっさり戻ってしまうのは、肝が据わっているからなのかどうなのか…。
とは言え、水面下ではちょっとした駆け引きがあったり、また一部の素性の知れない人物が今後どう動くかなど、要所要所で緊張感をもって読ませてくれます。
タイトルにもある「生き残った6人」が最終的に誰を指すのかも、気になるところです。

ゾンビ作品のお約束を踏襲しつつも、ゲームほどサバイバルが主ではなく、映画ほどドラマチックなことは起きない、日常ドラマ×ゾンビが新しい作品です。

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極限状況における恋愛

舞台が変わって、新しい人たちが入ってきた。ただ前巻までと流れというかテーマは変わっていない。文明崩壊後、ゾンビがあふれた街でサバイバルしながら若い男女が恋愛する。

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2024年04月17日

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