あらすじ
7人から4人になってしまったショッピングモールの生存者。
悲しみを乗り越えて生き延びる決意をする梨々たちの前に、新しいメンバーが現れる。
その名は、トモコ・アンダーソン。大学教授。
ひとりで生き延びてきた教授曰く、
「ゾンビに気付かれない方法がある――。」
梨々たちは生き延びるために、その術を身に付けていく。
ゾンビとの戦闘が激化していく第5巻!
成田空港に到着した飛行機に乗っていた一人の感染者(ゾンビ)。
そこから静かに、しかし爆発的に感染が広がる中、千葉の幕張を訪れていた17歳の女子高校生、梨々(りり)はゾンビに追われ、近くのショッピングモールに逃げ込みます。
ショッピングモールに立てこもった生存者は梨々を含めて8人。
会社経営者、YouTuber、登山家、モデル…等々、様々な肩書きの男女が4人ずつ。
そこで追い込まれた生存者達のサバイバル生活が始まるのかと思いきや、「今時の若者」らしい生存者達は、水や食糧をめぐって争うこともなく、関係性が多少変わることはあっても意外にも結束(?)も崩れることはなく、日々の生活はなんともゆったりしています。
時折発生するゾンビとの遭遇や闘いを経ても元のゆるい生活にあっさり戻ってしまうのは、肝が据わっているからなのかどうなのか…。
とは言え、水面下ではちょっとした駆け引きがあったり、また一部の素性の知れない人物が今後どう動くかなど、要所要所で緊張感をもって読ませてくれます。
タイトルにもある「生き残った6人」が最終的に誰を指すのかも、気になるところです。
ゾンビ作品のお約束を踏襲しつつも、ゲームほどサバイバルが主ではなく、映画ほどドラマチックなことは起きない、日常ドラマ×ゾンビが新しい作品です。
感情タグBEST3
展開や続きが気になりますね
次々と退場していく登場人物達の前に現れた新キャラから明かされるゾンビの習性や謎が語られるは新手のゾンビの襲撃が始まる等々目まぐるしく動き予想外になっていくストーリー性に毎回毎回度肝を抜かれましたが今巻もそんな感じが続き次回が気になって仕方がない作品でしたね…