あらすじ
【第四話】天堂家令息・天堂雅人に嫁いだ伯爵令嬢・鳳城蘭は偽者だった。生きては出られぬという天堂家を恐れる蘭の身代わりを自ら申し出たという娘は「人を助けて死にたい」と言う───。(この話は、「天堂家物語」コミックス1巻に収録されています。)
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匿名
4
捨て子で山で老人に拾われた少女は老人が亡くなったあと一人で生きていたが望まぬ婚約をさせられた令嬢の身代わりとして彼女を助けて死にたいという思いから身代わりをするもその婚約者である天堂雅人にばれてしまう。
おもしろがった雅人はその少女を令嬢である鳳城蘭として扱うことに決めたが蘭となった少女はふかふかな布団で寝ることができたとしても老人と過ごした山に帰りたいという気持ちが大きくなっていった。
雅人に言ってとりあえず山に返してもらったが雅人は手放すつもりがなくほどなくして蘭のもとを訪問する。
そこで彼女の普段の住まいを見た雅人は想像していた以上のボロ屋に驚いてしまう。
しかし雅人がどんなに圧をかけても戻るという言葉を出さないことに業を煮やした彼は蘭を連れて街に繰り出すがあまりにも人里慣れていない様子と人前にもかかわらず自分の性格から人助けする姿にあきれたのか新しい着物をプレゼントする。
それでも山に対する思いを捨てきれない蘭を見た雅人は…。
雅人さまは何を考えているのかよくわからない人です。家を燃やすのに、大切にしていた位牌を持ち出してくれていると思ったら足蹴にしてるし・・・
雅人さま、そういうことを考えていたんですね。かなり強引なやり方だなあ・・・でも、たしかに死者に執着するよりはましな気も