あらすじ
【第三話】天堂家令息・天堂雅人に嫁いだ伯爵令嬢・鳳城蘭は偽者だった。生きては出られぬという天堂家を恐れる蘭の身代わりを自ら申し出たという娘は「人を助けて死にたい」と言う───。(この話は、「天堂家物語」コミックス1巻に収録されています。)
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匿名
3
実の親によって山に捨てられた一人の赤ん坊はある老人に拾われて生きてきたが老人が亡くなったことで一人で生きて山暮らしをする少女となった。
ある日命を狙われるような望まぬ婚約をさせられた鳳城蘭という令嬢を助けたことからその少女は蘭の代わりとして嫁ぐことに決めた。
しかし婚約者である天堂雅人は目の前の婚約者を偽物だと見抜き事情を聴くのちその少女を鳳城蘭として扱うことに決める。
蘭として生きていくことになったが今まで山暮らしだったため令嬢の作法などまったくわからないので雅人の世話をしている書生の立花が蘭に礼儀作法を教えることになった。
ただ山育ちの蘭にはこのまま令嬢として生きていくのはつらいので山に帰りたいという思いが胸にずっと渦巻いていた。
雅人が席をはずしているときは縛られていた蘭だがその縄を切って家に帰ろうとする。
しかし雅人と彼のおじとの会話を聞くうちに彼がこの家で一人戦っていることを知った蘭はどうすればいいのかと泣いてしまい…。
晴れやかなヒロインの表情とは対照的に、腹黒い笑みの雅人さまです。一瞬ヒロインの健気な涙にほだされたのかと思ったのですが、違うみたいです。