あらすじ
オールナイトニッポン元チーフディレクター・石井玄(ひかる)の10年間を綴った初エッセイ!
(本文より)
――深夜ラジオのパーソナリティ達は、毎週本当にくだらない話をしていた。リスナーからもくだらないメールが届く。そのどれもが面白くて笑えて、劣等感まみれの自分の悩みなどどうでもいいと、生きていてもいいと、思わせてくれたのがラジオだった。――
――突出した能力も、才能もないぼくが、やるべきことは「全部やる」だ。すると、どの能力も平均的に伸びていく。同時に得意なものもなく、いいのか悪いのかわからない能力値。あえてタイプに当てはめるならば、「無色透明型」である。担当していたラジオ番組に、ぼくの色の番組は一つもない。だが、ぼくが誰かの色に染まることで、パーソナリティやスタッフの能力を生かすことが出来る。「じゃあ、才能がない方が良かったか?」と聞かれたら、そんなことは全くもってない。いつだってずっと、天才に憧れている。――
ラジオへの情熱と志を綴った、10年間の集大成=アフタートーク。仕事や人生への示唆に富む一冊。
「ラジオにまつわる仕事論」「ラジオに救われて業界を目指すまで」「ラジオを共に作ってきたパーソナリティ・放送作家・リスナーとのエピソード」の3パートで構成。番組を語るコラム、放送作家の福田卓也、寺坂直毅、ラジオディレクター宗岡芳樹らとの対談、TVプロデューサー・佐久間宣行の解説「元会社員パーソナリティが語るラジオマン石井玄」などを収録。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
ラジオ番組「向井と裏方」に石井さんが出演されて自身の本の宣伝をされていたのから読んだ本
文章上手い!素直で率直!
全体の構成もよくできている
Posted by ブクログ
石井さんの全てが詰まった本。
ラジオに詳しくない人には仕事において大事なことを教えてくれて、
ラジオが好きな人にはラジオの裏側や大変さを教えてくれる本。
ラジオが好きでよかった。
Posted by ブクログ
オールナイトニッポンなどのディレクターを勤める石井さんの著書。近年のオールナイトニッポン好きには有名なシーンも多く登場して舞台裏トークとしては最高潮の一冊。自分と同じで、すごい嫌なこと辛いことがあった時のよりどころとしてのラジオの捉え方は最高、やっぱり何かに人生かける生き様ある人は最高。アイデアはいくらでも作家がだすからディレクターは決めてくれ
仕事への向き合い方も見直せるのでとてもオススメ
Posted by ブクログ
似た業界で働き、毎日深夜に帰ってくる人間として、本当に深夜ラジオには救われている。
でも、ラジオを作っている人たちもまた、同じようにラジオに救われたんだと、なんていいメディアなんだと感じた。
たくさん学ぶことがあった、そして、悩んで時に休んで時にキャパを超えて大好きな仕事を頑張ろうと感じた。
ぼくのお母さんの章は少し前まで笑って読んでいたはずなのに、涙が止まらなかった。
Posted by ブクログ
オールナイトニッポンの名物D石井さんの初のエッセイ。
単純に著名な芸能人の番組の裏話に終わらず、いかに本人がラジオに救われ、ラジオと向き合い、人生をかけて本気でラジオに取り組んでいるかが書かれた熱い著作。
ADとして働き始めてからの独り立ちするまでの話、また石井さんが書かれている仕事におけるスタンスを見ると、どこの世界でもきっと成果を出す人であろうなと感じました。
エッセイの内容がリスナーとして面白かっただけでなく、彼の仕事論それ自体がビジネスマンに参考になるビジネス本のようでもありました。
※本人は「lazyboy」の性分と書かれているのでラジオ以外の仕事だとそうではないと否定されるかもしれませんが。
Posted by ブクログ
オールナイトニッポンのチーフディレクターだった著者が自身のラジオマンとしてのこれまでを振り返ったエッセイ集。ビジネス書的な仕事論というよりはもっと純粋にラジオを聴く人を増やしたい、ひいてはラジオ業界全体を盛り上げたいという熱量が伝わってくるような読み応え。ラジオ業界に入るまでの努力とAuDeeの『向井と裏方』でも語っていた「番組を続けるために必要なこと」の章が特に印象に残った。
Posted by ブクログ
ラジオ好きは、必読の一冊。
番組作りの大変さや魅力がたくさん詰まっており、ラジオを聴くのが、また一段と楽しくなります。
解説を書いた佐久間さんの仕事論まで必読です!
Posted by ブクログ
石井ちゃんのラジオ、パーソナリティ、スタッフ、そしてファンとの向き合い方が、情熱的ですごく良かった。
そして、源さんと若ちゃんを繋げてくれてありがとう。おかげで、鳥肌が止まないpop virusを聞くことができました。最高のエンターテイメントでした。
○ 報連相を早くして、相手が考える時間を長くする。
○迷った時は、基本コンセプトに立ち返る。
Posted by ブクログ
石井さんのラジオへの愛や、好きな仕事に対する真剣さが伝わってきて、読みながら涙がとまらなかった。
特にヘビーリトルトゥースの女性がオードリーのラジオを通して弟と打ち解けることが出来たという話が好き。
ラジオはどれだけの人を救って来たのだろうか。
私もラジオに救われながら日々生活している。
ラジオってほんとに優しくて寄り添ってくれるエンタメだな。
石井さんだけでなく、星野さん、オードリー、三四郎、などのパーソナリティ、スタッフさんそれぞれの温かさも伝わってきた。
Posted by ブクログ
三四郎やオードリー、佐久間宣行さんのオールナイトニッポン番組イベントの裏側を知れるだけでなく、石井さんの仕事への向き合い方や心がけていることなど仕事術を学べる本でした。自分が参加したイベントや聴いている番組の話が多く、さらに楽しめました。ラジオ好きにはぜひ読んで欲しいし、そこまで聴かないという人もこの本を読むと聴きたくなるかも。
Posted by ブクログ
好きなバンドのベースがおすすめしていたので読んでみた。
オールナイトニッポンはクリーピーと菅田将暉、それから時々単発のやつをいくつかを聴いていたのだけど、オードリーとかは聞いてなかったので私はこの本にとってドンピシャのターゲット層ではないな、とは思ったんだけどおもしろかった。
知らない仕事について知れることがそもそも楽しい。
よい一冊でした。
Posted by ブクログ
本人は凡人と言うけれど、どうしたら面白くできるかを考えて考えて作ってくれているその非凡な努力のおかげで僕らはラジオを楽しめる。
ありがとうの気持ちで少し涙が出ました。