あらすじ
オメガの国の公子・アキトは奇病の薬を求めてアルファが治める国を訪れ、美しくも傲慢な王子・リークと出会う。対価に夜伽を命じられるが、アキトが一度も発情したことがないと知ると、帰国させられてしまう。リークはある事情から次々とオメガを召し上げるが望みを果たすことはできず、ついにアキトの国にやってくる。再会したリークが王位継承者として重圧に苦しむ姿を目の当たりにし、アキトが思わず叱咤すると「貴様はこれから余のものになるのだ」と妃になるよう迫られ!?
傲慢なアルファ王子×発情しない」オメガ妃の、嫌いから始まる結婚オメガバース!
【電子特別版】椿ゆず先生の書き下ろしショートストーリーを電子版だけに特別収録!
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とてもよかった
オメガに強い偏見と侮蔑を持つ国の王子(攻め)×オメガの国の公子(受け)
タイトルどおり不屈のオメガ妃殿下でした。
とにかく受けが明るく健気で気持ちが強い。
エピローグである攻めの仕打ちはとても酷いものだったけれど
受けが地を出して攻めに嫁ぐことになってからは受けに惹かれていく
攻めの様子がとてもよかった。
攻めの国のオメガに対する偏見も酷いとは言え、受けの健気さと強さを
引き立てるものとして描かれていて物語として辛すぎない。
攻めが受けと心を通わせてからの溺愛ぶりに多幸感。
甘い甘いお話でとてもよかった。