【感想・ネタバレ】後宮の夜叉姫2【電子限定特典付き】のレビュー

亡き母との「綜の国に仕える」という約束を果たすため、科挙の合格を目指していた沙夜は、小さな頃から勉学に励んでいた。
しかし、試験が終わった後になって、科挙の受験資格があるのは男子だけという衝撃の事実を知ることに。
それでもなお夢を諦めきれない彼女は、後宮で宮女として下積みをし、女官を目指すことにするのだった。

ある日、九嬪の1人である香妃様から夜のお勤めの手伝いを頼まれた沙夜。
しかし、その様子をそばで見ていた沙夜の教育係である蘭華の態度が急変し、いつもは優しく姉のような存在である彼女に追い出される形で沙夜はお手伝いから外されてしまう。
その夜、歴代の皇帝が寝所兼書院として使用していたという白陽殿に迷い込んだ彼女は、そこで不思議な美青年と出会う。
どうやらその青年は「人ならざる者」であり、彼女の母である陽沙のことを知っているらしいのだが…。

翌朝沙夜が目を覚ますと、なんと香妃様の部屋が火事になり、香妃様と侍女たちが亡くなったという。
生き残りの侍女として疑いをかけられた彼女は、後宮で起こる不可思議な事件に次々巻き込まれていくことに。
ストーリーに引き込まれすぎて一瞬でも目が離せない、あやかし中華ファンタジー開幕…!

沙夜は、田舎の里から科挙を受けるために都へ出てきた、頭はいいけど少し常識外れの女の子。
そんな彼女が「人ならざる者」と出会い、彼らの力を借りながら後宮で起こる様々な事件を解決していく本作。
ときには水鬼の退治を命じられたり、妖鳥の捕獲を命じられたりと、妖異が関係した事件の調査をすることで「あやかし」という非現実的な存在に振り回されながらも、愛憎うずまく後宮の闇を祓っていく。

彼女の関わる事件1つ1つの謎が面白く、どれも目が離せないばかりか、彼女には出生の秘密もあって…というミステリーがもりだくさん!
中華ファンタジーが好きな方、ミステリーが好きな方、一気読みしたくなる作品を探している方にオススメ!
ぜひご一読ください。

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購入済み

健気

2023年11月02日

沙夜は無事後宮にいることができ、知識を司る白澤の弟子になりましたが、
綺進は怪しい感じがしますね。
皇帝の娘と言われているのに、なんで妖怪退治をすることになるのか。
何事にも一所懸命な沙夜応援します。

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