あらすじ
どんなに社会が発展しても、『それ』はこの街のどこかに存在している――。
大学進学を機に上京した女子大生・梓は、親戚であるITベンチャーの社長・生駒永久と出会う。だが生駒には裏の顔があった。「きさらぎ駅」「くねくね」「異界エレベータ」「渋谷七人ミサキ」など、SNS等で噂される『現代の怪異』。彼はそれらに絡む事件を解決するスペシャリストだった。
『検索してはいけない』事象の数々に、生駒とともに梓は挑むことになるが……?
彼は怪異の調伏者――。最新IT技術がネットの闇を暴く。
感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
ホラー系統の小説が読みたくて、Booklive!がセールをしていたから買った、のだと思う。
主人公は女子大学生ということで敬語もろくに使えないのは仕方ないものの、年上の人間に「〜かなっ!?」とかいう聞き方をしたりだとか、最低限のですます調も使えないのか……とまず辟易してしまった。
池高高な社長は仕方ないとして、ビジネスパーソンとしてこういうふうな性格で果たしてそんな「成果」をあげられるようなものなのか……?と疑問に思いつつも、このあたりはドラマや漫画やらでいうならば普通かもしれないので飲み込んだ。
・異界エレベータ
・きらさぎ駅
・くねくね
……と、ホラー系統のインターネットロア(噂話のたぐい)を見聞きしている人にとっては「これは知っている」というものばかりが連なる。
そういう意味では、とても分かりやすい。
少なくとも、ネットでホラー小説をさぐるような人たちは見聞きしているような単語が並ぶ。
ありがちな主人公がヒロインとなって、ということにはならなかったが、それを匂わせたので、ちょっとげんなり。そこはばっさりなくすくらいでいかないと、最初の不信感が拭えない。
Posted by ブクログ
おもしろかった!
梓のおせっかいでパワフルなところ、頼もしくて好き。
生駒さんみたいなキャラがだんだん絆されていくのか好き。
続き出るかなー。
Posted by ブクログ
「きさらぎ駅」や「くねくね」など某掲示板で流行ったネット怪異に対して、これまたネットの技術を駆使して挑むという現代ならではなオカルトもの。
「異界エレベーター」で異界に行く場面は何度読んでも緊張する。
「ひとりかくれんぼ(鬼ごっこ)」並みの緊張感。
当時のスレッドをご存知の方にはたまらない要素ではないだろうか。
今の技術を駆使しても、結局巫覡的な力も必要となるなので、その力のせいでこき使われる梓。
まあ彼女は何だかんだで逞しいのだが。
あれだけ生駒にこき使われても、何だかんだ文句を言いつつも食らい付いているのだからいい子である。
生駒は生駒で一人で色々抱え過ぎではあるのだが。
過去の件もそうだが、体の件については心底驚いた。
リアルに寿命縮めてもなお、彼がやり遂げようとしているのは。
それなのに待っている現実は無情である。
彼が過去から解き放たれるのが先か、それとも彼の体がもたなくなる方が先か。
それまで梓がしっかり見届けてくれるといいのだが。
それにしても、体の件は本当に本当にびっくりした。
色々設定盛られた上にその状態……生駒社長、心配である。