あらすじ
「イライラして、ついキツイ言い方をしてしまう」
「なんであんなことを言ってしまったんだろう」
「もっと違う言い方をすればよかった」
このような会話の悩みや後悔を抱えてしまう人は、少なくないと思います。
本書では、精神科医&心理研究家の著者が、心理学に基づいた「損する言葉を好かれる言葉に変える方法」をご紹介します。
人を傷つける強い言葉を使ってしまうと、傷ついた相手から反撃されることで自分も傷つき、負のスパイラルに陥ってしまいます。だからといって、言いたいことをじっと我慢していては、誰かと分かり合える機会を失ってしまいます。
大切なのは、人を傷つけたり、相手から傷つけられたりしない言葉の使い方「言いかえ力」を身に着けること。それができれば、職場や家庭、恋愛、友人同士の雑談など、あらゆる場面で、自分の言いたいことはしっかり伝えつつ、信頼や好感を持ってもらえるようになります。
ご紹介する「言いかえメソッド」は、誰でも簡単に使える「ちょっとしたコツ」ばかりなので、職場、家庭、雑談などあらゆるシーンですぐに活用できます。
同じことを伝えるのでも、言い方が変われば相手の受け取り方はまったく違うものになります。本書で「言いかえ力」を身につけ、人間関係や人生をより良い方向に変えてきましょう。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
・きつい言葉で言われたら、同じ意味のやわらかい言葉に言い換える。
・褒める時に他と比較しない。
・言葉は裏読みせず素直に受け取る。
・怒りや悲しみは過去化する、
・今までは、これまでのところ、という表現をする
・断る時は、はっきり断る、理由、謝罪、代案
・相手のキャラを言葉にすると、その言葉どおりに記憶が変化し、相手への認識もその通りに変わっていく→いないところで文句や愚痴は言わない。
・相手の言動の中から、伸ばしてあげたい面を指摘してあげる「本当はやさしいんだね」「かわいいところがあるんだね」「決断力があるね」
Posted by ブクログ
極端語は避ける(絶対、いつも、まったく、など)。若者は語彙が少ないので、極端語が多い。超、めちゃ、など。
悪意の比喩は使わない。負の感情を強める。悪意の比喩で反省する人はいない。
属している集団ごとけなさない(今どきの若者、など。言い返せないの卑怯)
褒めるために、他を比定しない。
相手を傷つけるネガティブな情報は伝えない。かえって恨まれる。
断定語で決めつけない(覚の妖怪にならない)。その通りであっても、相手は反省しない。
質問形式の攻撃は相手を追い詰める。答えようのない質問はしない。
反映話法=相手の言葉を繰り返す。ちゃんと聞いている、というサインになる。繰り返しは、時間の無駄ではなく節約になる。
極端な響きのある言葉は、やわらかい表現に言い換える。
相手に悪意があるとしても、好意的に受け取ったほうが関係は改善される=好意の返報性。
怒りや悲しみは、過去化、で中和される。
名前を呼ぶ。名前は最初に足すべき蜜。
感謝は2度伝える。2度目のお礼を忘れない。
断るときは、理由と代案を加える。
褒めるときは見つめる、叱るときは見つめない。
叱りすぎたと反省することは、深層心理では無意識の憎しみに変わる=傷ついたふりは悪手。
頼むときは、言葉遣いより態度に気を付ける。
態度で表すのは、伝わらない。態度で表すのは口で言えないから。言葉で表現して、相手に提案をする。
プラスのストローク=賞賛、好意、肯定、存在価値。
行動を注意する。人格ごと責めない。
ミケランジェロ現象=ミケランジェロは、彫刻をつくるとき、もともと石にある彫刻を掘り出す、と考えていた=もともと相手にある要素を引き出す=普段の相手の言動で好ましい面を指摘して褒める、喜ぶ、感謝する。
マイナス面を掘り出さないように注意。
日常会話の積み重ねで、良いところを掘り出せる。
Posted by ブクログ
言いかえ力。心理学に基づいて、どういう言い方が人に受け入れられるのかを説明している。
既に知ってることは多かった。傷つけない言い方。傷つく言葉から身を守る言い方。人に好かれる言い方。ボディランゲージ。
良好な人間関係を築くのには、やはり心理学を学ぶのが良いんだな。
こういう場合はこう言うといいみたいなのは、スキルとして持っておくといいね。
でも感情無しで使ってる人、あれは胡散臭いよねー。