【感想・ネタバレ】ぼくらが死神に祈る日のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

ラストシーン、泣きました。
主人公とその姉がお互いに自らの命と引き換えに相手を
生かそうとし、相手のものを破壊すれば自らの望みが叶う
契約書-十字架のネックレス-を破壊するため、
兄弟で殴り合い、泥まみれになりながら本音を叫び合う。
正確かつ繊細な表現のおかげで、場面の理解も容易く
まるで自分がその場に居合わせたような気になれました。

最序盤(というか1番最初)に事故死した姉のことを
主人公が「僕が殺した姉」と呼んでいるのもあり、
己の不甲斐なさに自責の念を抱いていたことが
よく分かりました。その上でのあのラストシーン。
私は泣かずにはいられなかったです。

死神-モーンガータ-がドス黒い性格でありながら
ボードゲーム等プレイする時にお茶目な一面が見られるのも良い。

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2024年01月15日

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