【感想・ネタバレ】異端の祝祭のレビュー

あらすじ

失敗続きの就職浪人生・島本笑美。
原因は分かっている。彼女は物心ついた時から生きている人間とそうでないものの区別がつかないのだ。
街に溢れ返った異形のモノたちは、自分の姿が見えていると分かるや否や、笑美に纏わり付いてくる……。

ある日、ダメ元で受けた大手食品会社「モリヤ食品」の面接で、笑美はヤンと名乗る青年社長と出会う。
出会ったその瞬間から、何故か自分に惚れ込んでいるヤンに心奪われ、笑美はそのままモリヤに就職することを決める。
しかし「研修」という名のもと、ヤンに伴われて笑美が見たのは、「ケエエェェェエコオオォォオオ」と奇声をあげながら這い回る人々だった――。

一方、笑美の様子を心配した兄・陽太は、心霊案件を専門とする佐々木事務所へ相談に訪れ……。

ページを開いた瞬間、あなたももう「取り込まれて」いる。
カクヨム発の「ほねがらみ」がTwitterでバズり大反響! ネット民を恐怖の底に叩き落とした驚異の新人作家が放つ、民俗学カルトホラー!

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

購入。

漫画に合わせて。
なかなか、色んな知識がないとついていきにくい感じ。民俗学?カルト?ホラーかどうか分からない(笑)
読み返したり、思い出してみると、深くて面白い。
続編も読もう。

0
2025年03月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

面白かった。新興宗教によって狂わされた人間を救おうと戦う2人組の話。
人にはそれぞれ信じるものがあって、それが人間か、神様か…それが行動や信念にも繋がるんだなと思った。
最後はわりとバトル展開で熱かった。

0
2024年08月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

とんでもなく長編を読んだかのような疲労感
決してハッピーエンドにならない当たりがなんとも言えない気持ちにさせる

確かに現実でだって洗脳が解けて日常生活に戻れました!とはいかないが..

笑美だけが今のところ1番幸せなのかもしれない。あの男がいなければ彼女はもっと幸せになれただろうに

ヤンの能力、るみさんの能力も凄いが物部さんの能力が規格外過ぎる
まさに最終兵器

次の巻を読むのが楽しみ

0
2024年03月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

面白かった!「笑美には生きている人間とそれ以外の区別がつかない。」が抜群に効いていて非常に映像的な掴みで良かった。こう、都市伝説解体センターさながらに怪異を解体してどの宗教(文化)由来か?を突き止めてそこの専門の人に対処させるというふんわりしてないオカルトの扱いが好き…。事務所のコンビのキャラも良く、追いたいシリーズ。

0
2025年07月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

徹頭徹尾、ホラー三昧な作品。
霊が怖い、宗教が怖い、人が怖い、サイキックが怖い。
色々な怖いが溢れ、ずっと不安、未来も不穏。
文体は読みやすく、説明も丁寧で宗教関係にまったく明るくない、義務教育の範囲ですら記憶が怪しい自分でも話についていくことができて、ちゃんと「怖い」を楽しむことができた。
また、心霊現象の原因を追究する推理要素も存在しているのも面白い(これは自分が宗教が詳しくないため、一緒に推理することはなく拝聴していた)。
主役である心霊案件専門の佐々木事務所の二人は、ホームズとワトソンのように個性的な所長と、愛嬌のある助手の組み合わせでお互いを助け合っている。
シリーズ化しているので作品が進むと明らかになっていくだろう二人の過去と、これから強くなっていく絆も楽しみである。

0
2024年02月08日

ネタバレ 購入済み

読み進めるにつれ気持ち悪くなる

異端の祝祭というタイトルと、民俗学カルトホラーと言うコピーに惹かれて読みました。

幽霊が「普通」の人間のように見えてしまう事で、「普通」の生活ができない就活生の笑美の冒頭の話から、独特の気持ち悪さに引き込まれました。
そんな笑美が、ヤンと自称する男によってカルト宗教に取り込まれて行く様や謎の儀式は、私にとっては怖さの入り口でした。
笑美を救おうと中盤から登場する、心霊案件を解決する事務所のるみと青山の登場で、物語に明るさが見えたと思ったのもつかの間。
なぜ心霊事件を生業にしているかを明らかにしたるみの生い立ちの描写が、物語を不快な方向へと一気に落として行きました。
さらに、ヤンの過去や宗教の詳細について、明かされる度に気持ち悪さが付きまといます。

私の読解力が乏しいので、伏せ字やキリスト教の説明のような箇所は若干読むスピードが落ちてしまいましたが、
幽霊・宗教・超能力・アクション、てんこ盛りでしたが、なんだか終始気持ち悪く
見はいけない物ほど見たくなる、そんな物語でした。

#ドキドキハラハラ #怖い #ドロドロ

0
2021年06月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

再読だったが、今の方がかなり楽しく読めた。
当時はキャラクターにも展開にもそこまでハマらずだったが、シリーズの先が読みたくて思い出すために読んだ。
因習村ホラーというジャンルを認識して、それに興味を持ってから読むと、相談者視点の実体験語りで描かれる奇妙なバイトが不気味で音とか臭いを感じるくらい没入できた。
るみの能力はいわゆるSPECバトルとして腑に落としたから、どんどんバンバン対峙して押入れに突っ込んでいってほしい。

0
2025年05月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ


端から見れば騙されているに過ぎない場合でも、本人が幸せなのであれば、それを良しとするのか否か。

また洗脳の恐ろしさもテーマとして触れられており、洗脳の被害者は笑美をはじめとした信者たちだけでなく、そういう家庭に育てられた首謀者であるヤン本人でさえもそうであるといえる。

聖書に纏わる部分が多く、本書に限らず聖書を引用している作品は多いため、今後のためにもある程度の知識は得ておきたいと思った。

0
2024年11月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

いろんな奇想天外な出来事が起きすぎて発想がすごい、よく一冊に収まったなと思った。
過剰な表現、ここいるかなみたいな箇所、まあ文字でいくら言われてもざっくりしかイメージできないよ、みたいな箇所もあったけど、すごく面白かった。まだわからない箇所もあるけど、自分自身の呪いが神様のような大きい存在となってしまうという、呪術廻戦みがある話だなと思った。
スッキリ終わってくれたのも良かったし、ちゃんと宗教の出典をもとに世界観を作っているのがよかった。でも、マンガで読みたいかなあ、、と思った。

0
2024年06月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

民俗学とかカルトのホラーを期待しましたが、能力者バトル的な展開になってしまったのは残念。バトルの状況と施設の景観が少し読み取りづらかった。終盤はなんだか中高生が好きそうなアニメを見てるみたいだ〜という気持ちに。
また、個人的な好みとしてはもう少し説明が欲しかったところです。あの人は結局どうなったの?と思うところが多々ありました。ただ、説明しすぎると恐怖が薄れてしまうので、作者と私の好みの塩梅が合わなかったかなと思いました。
しかし、信者の青年の友人たちとの会話の章はとても良かったです。キリスト教ベースに派生したんだなと思って油断していたら眼窩女が出てきて驚きました。異物が醜く混ざりあっている恐怖を感じられました。近親相姦クソ兄貴の潜入の章も、自分の理解を超えた何かから逃げようとするところは、私も追い立てられている気分になりました。

0
2024年01月08日

「小説」ランキング