あらすじ
「あんたのことが知りたい」江南が告げた言葉の真意を大楠は掴みきれないでいた。冬休みに入っても予備校・初詣と江南は大楠の側にいた。江南が誰にも伝えられなかったことを大楠は目の当たりにして……!?
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Posted by ブクログ
優等生と問題児のぎこちない青春物語2巻目。
あーこれは難しいなあ。
自分にとって特別な女の子が無理してたり、辛い状況にあることを知った時、なにができるだろう?
まだ学生ですべてを解決できるような力も能力もなく、それでも仕方ないで済ますことができない時は?
直哉が選んだのは自分をさらけ出して江南さんに信じてもらうこと、その上で頼ってほしいと伝える事だった。
うん、なかなか現実的な展開でそれはそれでよかった。
ただラノベとしてはもうちょい踏み込んだ展開があっても良かったかなと思う。
物語としてもずっと江南さんの秘密主義な態度に関するお話メインで、結構一本調子な展開だったかな。
評価が難しい
ラノベ作品として考えれば低評価、小説として考えれば高評価。
先品の作りとしてはラノベの域を越えてるし、内容も軽くは無い。
ある意味「ジャンルエラー」かと。
恰も、ベテラン作家さんが作る作品。
読み応えはある。