【感想・ネタバレ】SUPERサイエンス ニセ科学の栄光と挫折のレビュー

あらすじ

ニセ科学は実験結果の捏造、論理の飛躍、バイアスのかかった統計など学会や地位などの権威を悪用して多くの人を騙してきた歴史がある。しかし、太古の昔は宗教と科学・医学・天文学は同居し、万有引力のニュートンも実は錬金術師だった。当時は「錬金術=ニセ科学」という認識はなく、錬金術の研究が多くの科学的な成果を残した。このようにニセ科学と本物の科学は表裏一体で常に共存しながら人類は発展してきたのである。
本書では、ニセ科学の光と闇の歴史のほかに、伝承の知恵や摩訶不思議な日常生活の迷信、科学界における不当な改竄や捏造の例を紹介します。

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Posted by ブクログ

必ずしもニセ科学ばかりでなく、錬金術や天動説から地動説へと、科学の発展史を含めて紹介されていて興味深い。
次に近・現代の科学と題して、ポリウォーターや機能水など、聞いたことのあるような言葉が並ぶ。
伝承の知恵、迷信は興味深く読めるし、食生活や健康上の迷信も役に立ちそうだ。
終章はSTAP細胞や考古学の「神の手」事件など、厳しいポスト競争などの背景も述べながら、直近の捏造報道が紹介され、面白く読めた。

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2021年07月25日

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