あらすじ
【悶々しがちメガネ小説家×褐色むっちり人外】
――このままでは確実に"ほだされて"しまう!!
ブレイク前の小説家・生越壮は、海外旅行先で"理想のおしり"をもった褐色肌の好青年・キランと出会う。
帰国後、家に押しかけてきたキランは「自分は妖精リャナンシーだ」と語り、昼の家事から夜の情事まで世話を焼くように。
ベッドで吸い付くような桃尻を愛でる度に、スルスルと良いネタが浮かんでくることを不思議に思う壮。
ネットで調べると、リャナンシーは「生命と引き換えに才能を与える妖精」のようで…!?
体を重ねるほど幸せと不安が募る…でも止められない!
愛と才能と性欲の狭間でゆれる、官能あふれる同棲ラブ!!描き下ろしも収録。
感情タグBEST3
妖精を題材にした作品が珍しい。
感想長いです。すみません…
現代はゲームでも読み物媒体でも神話や昔の伝承がエンタメに消化されてます。
BLや成人向けの作品はサキュバス、インキュバスが出てくるか、オリジナルの神や悪魔などがほとんどのイメージです。
この作品は現実での妖精リャナンシーを採用していて、一般的に伝えられているような伝承をうまく作品として落とし込めている時思いました。
リャナンシーは普通、女性の姿で描かれているのですが、それを男性にするってなかなかないので新鮮味がとても強い作品でした。
愛した人に詩や歌の才能をあげるという元々ある設定にプラスして、好きになった作家のいわゆる専業主夫になっている設定がこの作品独自のオリジナルを感じました。
結構濡れ場シーンも書かれていて、塗れば、そうでない場面の比率がちょうどよく感じておすすめです。