あらすじ
事件の真相の鍵は、秘められた市長のルーツにあった。
真犯人の情報操作によって、第一容疑者となったアル。
アルとの関係を悟られぬよう、秘密裏に捜査を続けるエリス。
ロンドン市長殺害事件は、未だ終わらないーー。
容疑者×刑事が真実を希求する、新感覚クライム・サスペンス、1・2巻同時発売!!
「“助けてやる”じゃなくて、“ふたりでやろう”って言ったでしょ」
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@COMIC_BEAM
大学生の青年・アルは、養子先の親には金銭的に頼らない生活をするべくバイトに明け暮れているが、冬休みのある日、バイト帰りに乗った地下鉄の車両で殺人事件が起きる。偶然かと思われたが、知らず知らずのうちに巻き込まれ…と始まる、現代ロンドンを舞台に、市長が地下鉄内で刺殺された事件をめぐって、謎と思惑と伏線が絡み合うサスペンスミステリーコミックが本作です。コミックというよりはむしろ小説を思わせる表紙、効果線や擬音がなく非常にスタイリッシュな画、脳内に映像で再生されるようなコマ割りなど、ストーリー以外の見どころも満載。個人的には、楕円と多角形のみでシンプルなのに音が聞こえてくるような、吹き出しの使われ方がとても印象に残りました。
クライムサスペンスでありながら、主人公がアジア系の養子であったり人種や男女の差別に言及されたりするような昨今の英国を自然に盛り込んだ設定とロンドンの地下鉄やプラットフォーム、人物の背景に描かれるロンドンの街並みなどの描写により、驚くほどのリアリティで読み手に迫ってきます。海外ミステリードラマ好きにはぜひ読んでいただきたい!
感情タグBEST3
最高!
ストーリーは、とある殺人事件に巻き込まれる主人公のミステリーです。
新事実がどんどん発覚していくで、飽きる事がなくとても面白い作品です。
Posted by ブクログ
嫌いじゃ無いのだけど、目にしない物は結構ある。その中でも、サスペンスは最たるものかもしれない。不倫、差別、殺人、なにひとつ良いことなんてない中に、信頼という光にすがり、犯人の動機に安心を得ようと、息を潜めて読み進める…よく出来たものである。
ブラックなネタを読んでる自分は、自分の知らないカッコいい大人の気分である。洋風でお洒落な絵も相まって、この漫画を読んでる自分がお洒落になった気さえする…まぁ、色々書きましたが、シンプルに面白いです。
展開がスピーディー
警察に目をつけられてしまったアル(インド系)が、エリス警部(黒人)の協力でなんとか凌ぎます。展開がスピーディーで飽きません。シリアスですが、時々笑える場面もあって、そこも良いです。
Posted by ブクログ
2巻で終わらんかった!やったネ。まだ楽しめるンだ!ストーリー要素の展開のスピードが心地よい。
主人公の1人の刑事の目線の表現に遊びがあって、とてもキュート。
Posted by ブクログ
前回のダイジェスト版のようなスピードから打って変わって、個々人の関係性や心情にスポットを当てた内容になってる。主人公コンビがかなり危ない橋を渡っているんだが、なんだか警察もまったり捜査をしている感じがしてやっぱりサスペンス感がちょっと薄いかなぁ。第一容疑者なら常に監視されててもおかしくないと思うんだが。
メインのキャラクターたちが非白人系というのが現代的。だけど性格がステレオタイプという感じがする。よく言えば王道、悪くいえば意外性がない。わかりやすいことが利点かどうかは好みが分かれそう。
絵のタッチがとても好み。きっちり書き込んでいるというわけではないけど、いい具合に簡略化されている。とても絵が上手い人の書き方だなと思う。
アル・アドラーって名前だけでもBBC「SHERLOCK」のアイリーン・アドラーを思い出すんだけど、髪型や顔立ちがそっくりなんだよねぇ…